「ポプコーンの降る街」を、初めて劇団大樹さんに上演していただいたのは、２０年前。それが、劇団大樹の川野さんとの出会いで、東京の劇場まで観に行かせてもらい、以後、ずっと私の作品を上演していただいている。
芝居作品は上演されて初めて完成する。引きこもりの劇作家にとっては、書いて脳内劇場でひとりで楽しんでいるのも結構いいものなのだが、劇場で観させてもらうのはやはり格別で作家冥利につきる。
ポプコーンの降る街は、私の演劇創作の原点になった作品で、戯曲賞をいただき、初めての本「微熱の箱」にも収められているし、早稲田のデジタルライブラリーにも保存されていて誰でも自由に閲覧できるようになっている。いろんなところで上演してもらって、私自身、芝居作品を書く醍醐味を味わわせてもらっている作品のひとつだ。
多作ではないし、これから先どれだけ書けるのか自分でもわからない。
自作を上演していただく機会があれば、遠方でもできるだけ観させていただくことにしている。出演する方たちや企画していただく方たちとの交流も楽しい。
大樹さんとは長い付き合いの中で、舞台の完成度や川野さんの信頼のおける人となりにも感銘していて、最近はプロデュース段階から参加させていただいている。
今回は、大樹さん向けに、原作に少し手を加えさせてもらった。ダンスや音楽にも新しい試みがあるらしく、楽しみだ。
私は6、7、8日と東京に行って、観させていただこうと思っている。
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客席にもまだ余裕があるようです。予約お待ちしています。
この機会に皆様もぜひ！
あと、劇団大樹さんのユーチューブ「劇団大樹公式チャンネル」で、今までの上演作品のなかから4作品（「森蔭アパートメント」「マダムグラッセの家」「半月カフェの出来事」「ひめごと」）を12月末まで公開中です。こちらもぜひ！
ポプコーンの降る街2024オフィシャルサイト
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℡ 03-4362-6699（株）HERO
