こんにちは、ロングです。
先日、長男(5歳)が保育園で糸電話の作り方を教えてもらったようで、家で作って遊んでいる姿を見て微笑ましく感じました。
僕も子供の頃は遊びましたよ、糸電話。音が振動で伝わるという不思議を体感できるいい教材ですよね。知育おもちゃと言っても良いと思います。
糸電話って糸をピンと張ることが大事なポイントになりますが、それ以外に「コップの大きさで音は変わるのかな?」「糸の代わりに紐を使ってみたらどうなるのかな?」など、長男があれこれ考えて実験するものですから親馬鹿の僕は感心してしまいました。試行錯誤する息子の姿...いつの間にこんなに成長したのだろう。(しみじみ)
こういう試行錯誤する姿って今まさに僕がやっているミニ四駆も同じことなんですけど、試して、考えて、改良してって作業、最近本当に面白く感じられて楽しいです。特にこれまでの人生を文系で過ごしてきた僕にとって、モノをいじって考えるっていうのはおそらく小学生以来じゃないかな。だからとても新鮮に感じています。
(仕事の世界だと、きっと地獄なんでしょうけど...)
所詮ミニ四駆....おもちゃではありますけど、いろいろ試行錯誤して、時々ライバルと競ってみて、いい大人になって色々学べて楽しい時間を過ごせています。ミニ四駆って実はとってもいい教材・知育おもちゃではないでしょうか。
小学校で授業の題材に扱われたら面白そうなんだけどなぁ。
大人にも生涯学習ユーキャンとかの「趣味講座」であってもいい。
どうなんでしょうかねぇ...将来、もっともっと広がったらいいなぁと思います。
久しぶりに糸電話を触ってみて、色々可能性を感じました...。
どうやったらもっとよく聞こえるか?とか試行錯誤してみたら面白そうです。
アンビ君巻き込んでやってみるのも一興ですけど、まだまだしばらくはミニ四駆を続けると思います...。
以下、ミニ四駆活動です。
前回はペラタイヤを、前々回はMSフレキをと車体の安定化の改造に着手していきましたが、今回も安定化の改造をしていこうと思います。
今回は...、マスダンパーについて見直しと検証をしていきたいと思います。
以前にも書きましたが、そもそも論でもう一度...。
マスダンパーとは...
「レーンチェンジやテーブルトップなど、マシンが瞬間的に浮き上がるコースでの接地時に威力を発揮。マシンの上下動を抑えてコースアウトを防ぎます」
(タミヤHPより)
と紹介されています。
要は車体の着地時にマスダンパーと呼ばれる錘が働き、バウンドを抑えてくれるアイテム...ということなのですが...
本当にそうなのでしょうか?
最近、僕はマスダンパーの存在に疑問を持っています...。
それは、この前の大会で僕とアンビ君が辛酸をなめさせられたあの赤い坂...
あ、最近知ったのですが、あの赤い坂はドラゴンバックと言う名前があるそうです。
いちいちカッコいい名前で勘に触るヤローだぜ...(ベジータ風)
僕はあの時、前と後ろのバンパーにそれぞれスクエア型を、左右のサイドに1つずつ、計4個ものマスダンパーを装着していましたが、跳ねるわ跳ねるわで余裕でコースアウトしてしまいました...。
スクエア型は丸型2個分に相当する重量なので、実質6個分と言ってもいいくらい...。しかし、太刀打ちできませんでした...。
スクエア型は丸型2個分に相当する重量なので、実質6個分と言ってもいいくらい...。しかし、太刀打ちできませんでした...。
現在、MSフレキとペラタイヤで対策を図っておりますが、
そもそもこの改造はタミヤが薦めているものではなく、ネットを中心に広まっている非公式の改造...いわば大人の改造です。
キッズたちが手軽にできるものではありません。
それに対して公式の対策といえば、
・マスダンパー
・ブレーキ
・跳ねにくい硬質のタイヤ(ローフリクションタイヤ)
このあたりが思い浮かびます。
しかし繰り返し言いますが、これらを装備してても大会コース特にドラゴンバックでは飛び跳ねまくっていたのです。
これは一体どういうことなんだと...。
・マスダンパー
・ブレーキ
・跳ねにくい硬質のタイヤ(ローフリクションタイヤ)
このあたりが思い浮かびます。
しかし繰り返し言いますが、これらを装備してても大会コース特にドラゴンバックでは飛び跳ねまくっていたのです。
これは一体どういうことなんだと...。
あの時、もっとたくさんのマスダンパーを付けていれば良かった?
...しかしかなりの重量級マシンとなってしまい、スピードが殺されていたでしょう。
(実際大会では、僕たちは既にスピードでも負けていました)
マスダンパーって本当に有効なのか?どれくらいつけるのがベストなのか、などいろいろ検証してみようと思います。
今回、検証にはMAシャーシのアキオを使用します。
現在アキオは新改造の試行錯誤中なので、ローラーやカーボンプレートは一旦取り外しています。
ちなみに、上の画像(状態)は
・六角穴ボールベアリング
・カーボンホイール
・ローフリクションタイヤ(ペラ加工未実施)
を装備中です。
実験1
マスダンパー1個を装備
まずは中央にマスダンパーを1つ取り付け、シャーシを落下させて着地の様子を観察してみます。
ローフリクションタイヤも装備してるし、ある程度の効果はあるのではないでしょうか...
う~ん、ダメか。車体は跳ねていますね。
これではコースアウトの可能性大でしょう。
もう一度確認します...
.....(。´・ω・)ん?
1回目の着地でマスダンパーはほとんど動かず....
1回目のバウンド後、2回目の着地にさしかかった時にフロントのバンパーが地面に当たって車体が揺れたところで、初めてマスダンパーが仕事しているように見えます。
あれ、ちょっと待てよ...
マスダンパーって、車体が着地した時に働いてバウンドを抑えるものじゃなかったっけ?
車体を叩いて衝撃を相殺するのかと思っていたのですが、な~~んか違う。
よくよく見てみると..車体に持ち上げられて、一緒に上に上がっている...。
つまり1回目のバウンドで車体に持ち上げられ、2回目の着地の時に初めて働いているということです。
1回目のバウンドの時点でコースアウトしてしまうことだってあるかもしれません...。
ん~~ということは....
マスダンパーって、実はただの重量物でしかなかったの?
いや...そんなまさか...ね...
実験2
マスダンパー5個を装備
次に、マスダンパーを一気に5個まで増量してみます。
先ほどの1個では物足りなかったと思いますしね...
前・中央・後ろと、所々に設置しましたので多少の効果はあるのではないでしょうか...
はうわっ!? おいおいおい...
嘘だろ....なんで回転するんだーーー???
全然安定しない!!
これには衝撃でした...。てっきり1個の時より安定すると思いきや、さらに跳ねまわってしまい、あろうことかバウンド後に車体がひっくり返って横転していきます...。
マジか...マジなのか...? 嘘だろ....これ冗談だよね?
マスダンパー意味ねーじゃん!!
この実験、何度もやってみたのですが5回中3回くらいは横転してしまいました...。
何故横転するようになったのか観察してみます...。
着地の衝撃で車体が1度跳ねあがった時、車体が左右のどちらかに傾いていくとマスダンパーもつられて傾いていく方向に動いてしまうことがわかりました。
つまり、マスダンパーが傾きを助長させてるということです。
嘘だろ.......ねえ、嘘だと言ってよバーニィ~!(古いネタ)
着地時に当たりどころが良かった時は、このように横転しない時もあります。
(5回中2回くらいでした)
ただし、やはり1個装備の時と同じように、着地後の1回目のバウンドの時はマスダンパーは車体に持ち上げられているだけであり、2回目以降のバウンド時にようやく動いていました。要するに、挙動が遅いということです。
う~む....これまで僕はマスダンパーというものを勘違いして理解していたのかもしれません・・・
実験3
マスダンパー11個を装備
じゃあこれでどうだ!?ってことで、ヤケクソで付けられるだけ付けてみました。
前後のスクエアタイプは大きいので、丸型で換算すれば約13個付けている計算です。
いくらなんでもこれなら安定するんじゃないでしょうか???
ちなみに、ボディ・ローラー・ブレーキ等無しで既に183g...
確実に200gを超えるであろう、究極の安定を追い求めた重量セッティングであります...。
スピードが死んでしまう?知らんな...
ぶべらっ
ダメだこれ....さらに横転するようになりました。
10回中、8回くらい横転します(マジです)
なんじゃこれーーーーマスダンパーとはいったい...
最後に....
先日作り上げたMSフレキ+ペラタイヤと、11個マスダンパーで比べてみます...。
重量は倍くらいの違いです。
全然ちげーーー
回転はしないけど、すんげー跳ね回る...
話にならねー!!
ていうかやっぱり凄いぞ!MSフレキとペラタイヤ!!抜群の安定感じゃん!!
そしてマスダンパー....こいつの存在は一体...
検証してわかったこと
1.マスダンパーは車体に持ち上げられているだけの重量物(挙動が遅く、後から動き出すので意味がない?)
2.マスダンパーは、実は増やせば増やすほど不安定(2~4個が理想?)
3.タミヤの説明書通りにマスダンパーを装備するのは極めて疑問
4.やっぱりMSフレキとペラタイヤは凄い
...という散々な結果でありました。
もちろん、ミニ四駆が垂直に落下するシーンなんてありません。
が、逆にこの垂直落下でも安定していれば、ドラゴンバックからの着地だってきっとコースアウトはグンと減っているはず...。
検証の結果、マスダンパーは装備しないほうがいい?MSフレキとペラタイヤで十分?
と思ってしまいそうですが...
僕はさらに文献(ネット)を読み漁り続けたところ...あることに気がつきました。
マスダンパーは、説明書通りにビスを通して設置しているだけでは、実は真の力を引き出せていないのだと...
どういうことか?
次回、マスダンパーの力を最大限に引き出した、あるセッティングをご紹介していきたいと思います...。果たして...結果は!?
おわり
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そりゃひっくり返りますわ、マスダンパーの検証以前に重心の考え方がなってないので参考になりません。
上から落とすのではなく、
軽く上に投げた方が良いのでは?
はじめまして!僕と同世代の方ですね!読んで頂いてありがとうございます!
そうなんですよ、おっしゃる通り、マスダンパーってマシンが落下中に上に上がっていないと意味がないんですよね。しかし何度落下させてみても、落下中にマスダンパーが先に上に上がることはありませんでした。
(そういうギミックを作ったらすごそうですが、僕には思いつきません...)
飛び上がってから...ですか...なるほど。
飛び上がった時に、マスダンパーが先に上がっているかどうかの確認ですね。僕の頭の中では飛び上がった時にシャーシに持ち上げられているマスダンパーが思い浮かびますが、実際に見たわけではないので確かめたくたくなりますね...。検証ネタ、ありがとうございます!
よし、今度アンビ君を巻き込んでやってみようかな!w
今後とも、よろしくお願い致します^^
楽しく拝読させて頂いています。ノリが好きです。
マスダンパーの検証ありがとうございます。
よく考えてみると、あれってマシンが落下中には、
上に上がった状態になってないと意味がないはず。
ということは、単純に落下させるのではなく、
コースを走るときのように「飛び上がってから落下」
させてみる必要があるのではないでしょうか?
投げ上げて着地させるのは難しいかもしれませんが…