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Tシャツとサンダルの候

3連休はかくの如く。


3連休初日。

例によって、キャンプ場一番乗りである。

さっさとサイトの設営を済ませ、なにはともあれ、



こうだ。


では、





グビリ




2缶目を飲み終える頃、博多の義兄到着。

イエーイ、待ってたぜ。

さあさ、飲みねえ、飲みねえ。



そうこうするうち、長崎の義兄も到着だ。


飲みねえ、飲みねえ。



そう。

この3連休は、義理の兄弟4人がここ南島原に集まり、純正親父キャンプなのだ。

何しろ、嫁の悪口言い放題ってんだから、楽しいに決まってる。



んじゃ、そろそろ、七輪に炭を起こそうかな。

鶏肉を燻したら、



原木椎茸を乗せる。

毎度毎度同じ食材だが、好きなものはしょうがないのだ。



焚火台が点火された。




残るメンバー、篠栗の義兄も到着。


「では、改めまして。」


カンパーイ!!



兄弟同士、様々な話題で盛り上がる。

内容は・・・





無論、言えない。



言わずもがなではあるが、へべれけに酔っぱらった。




二日目。



キャンプサイトは、ファミリーキャンパーが目立つ。

楽し気に遊ぶ子供らの声、その子供らを呼ぶ母親の声が聞こえてくる。

絵にかいたような幸せな景色だ。

酔いどれ親父共のサイトとは、大した違いである。



そんな親父らが陣取るサイトに、一人の少年がやって来た。


「カサゴ要りませんか?」

「へ?」

「いっぱい釣れたんで。」



なにしろ、オヤジ4人のチョンガーキャンプだ。

どうせ、ろくなもん食ってないだろうと、哀れに思ってくれたのか、

真向いのファミリーから、立派なアラカブ(九州ではカサゴをこう呼ぶ)と、真鯛のお裾分けである。



料理自慢の次兄が出刃を持ち出し、


「鯛は刺身にしよう。アラカブはどうする?」

「あれがいいんじゃない。」






この日、

お昼は小浜温泉に行く予定だ。


「ヒロちゃん、車出してくれる?」(長兄)

「ガッテン!」(私)



小浜温泉の海岸端の公園には、




これがあるのだ。




受付で200円を支払えば、誰でも蒸し料理を楽しめる蒸窯だ。

例のアラカブは、この窯の中でサウナ浴をして貰う事にした。



後は待つだけ。




「そろそろ、いいんじゃない?」




食材が蒸しあがったら、私の車に持ちこんで実食だ。

蒸し上がったのは、長兄提供海老のホイル包みと肉まん。

それに、



例のアラカブである。


「ビール頂戴。」(一同)

「ひ、人でなし!」(私)


無論、運転手の私は飲める筈はない。

なのに、その私の車の冷蔵庫には、ビールが3人分ちゃんとある。

この不都合な真実はどうだ。


「その代わり、その一番大きなアラカブ食っていいから。」

「当然です!」



それはさて置き、新鮮なアラカブは、蒸してもプリプリだ。

超美味だった事を付け加えておく。



食事の後は、温泉に浸かり、2~3の買い物をして、キャンプ場へと戻った。





キャンプ場の裏には、岩戸山という標高100mにも満たない、小さな山がある。


「ちょいと登ってみようか。」

「いいね。」




とは言え、私が履いているのはサンダルである。

履き替えるのも面倒くさいし、まあ何とかなるやろ。



ところが、

最後の方は結構な急峻で、少々後悔する。



なんとか、山頂到着。




こんな小さな山だが、存外にロケーションが良い。

遠く天草まで見渡せた。



そして、



相も変わらず、酔っ払いの夜はやって来る。

焚き火に豪快に吊るした、具沢山の猪鍋を美味しく頂き、



少年の釣り上げた鯛に舌鼓を打つ。



あーあ、

食った、食った。



3連休二日目も、かくの如く過ぎて行った訳で。




続く
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