3連休は国東半島の北端、くにみオートキャンプ場へ。
いつものキャンプ仲間が集合だ。
ササッと、サイト準備を済ませ、
シシャモを七輪に乗せたら、
キャンプの始まりだ。
今回、博多の義兄と二人連れである。
義兄は私の車に泊ることになっていて、私のある悩みを再確認する事になるのだが・・・
初日の晩飯当番はこの私。
具材をバサバサと切ったら鍋に投入。
一煮立ちで完成だ。
一応言っておくが、これは寄せ鍋である。
異論は受け付けない。
あとはFさんのサイトに、酒と料理を持ち寄り宴会突入だ。
この段取りに微塵のブレもない。
前言撤回を繰り返し、ブレブレの何処かの総理大臣とは大違いである。
焚き火の炎の揺らぎを見つめ、
「癒やされるよね。」
などと言いながら、
ジジイ達は汚い足を近づける。
まことに見苦しい。
翌朝
朝焼けに染まる東雲の空。
散歩から戻ってきたら朝飯だ。
義兄と二人、パンを囓りながらの話題はと言うと、
「ふあー、夜中に4回も起きてしもた。」
「俺、3回やったかな。」
「薬飲んどるんやろ?」
「飲んどるよ。」
ある悩みと先程書いたのはこれだ。
夜間頻尿の事である。
情けない限りである。
私はリヤベッド、義兄はバンクベッドに。
前後に分かれているとは言え、片方が起き上がるたびに車は揺れ、そのたびに両方が眼が覚めてしまう。
都合7回も夜中に起きれば、寝不足にもなろうと言うものだ。
朝から大あくびをする私達に声をかけたのはFさんである。
「江島さん、モルックするよ。」
「モモモ、漏る?」
夜間頻尿の嘆きから一転、爽やかな青空の下に引っ張り出だされた The hinnyos。
何たる落差であろう。
モルック
フィンランドで生まれたゲームらしい。
「ルールはね。こうこうこうで・・・」
「フムフム、なるほど。」
「じゃあ、3人ずつ二組に分かれて団体戦ね。」
「お、おう。」
第一投目
命中!
1投ごとに点数を数え、倒れた場所に丸太を立たせる。
投げるたびに丸太の位置は広がり、難易度が上がってくる。
年齢差が左程ハンディにならないのが、このゲームの良いところだ。
若者に混じり、hinnyo Aが投げる。
hinnyo Bも、ムキになって投げる。
老若男女、都合1時間ほど爽やかな汗を流した。
隣接する道の駅ではイベントが開催中だ。
どういう訳か、リクガメが会場を闊歩していた。
鳶
イソヒヨドリ
そうこうするうち夕暮れ時になれば、前日と同じように、鍋がコンロに置かれる。
中身は違う。
二日目は義兄が作るミネストローネだ。
そして、
まるでエンドレスで繰り返される夢のように、ジョッキが持ち上がるのだった。