千葉の友人宅へ葡萄でも送ろうと思った。
朝から、浮羽の観光農園へと出かける。
なんてったって、旧浮羽郡は巨峰の発祥地なのだ。
「えーっと、巨峰とマスカットとこれを千葉県の・・・」(私)
「千葉ですか。それがそのう~・・・」(農園主)
げ!
大雨災害の影響がこんなところにも。
ありゃまあ。
仕方ない。
もう少し落ち着いてから考えるか。
ちぇ、何の為に浮羽まで来たんだか。
このまま帰るのもなんだから、彼岸花でも見て帰るか。
車を飛ばして行った先は、
浮羽の山深いところにある、つづら棚田である。
彼岸花が見頃を迎えようとしている。
緑の田んぼの畔を、赤で彩る彼岸花達。
去年もここには訪れている。
あの時は大半の田んぼが取入れが済んだ後だったが、今回は青々とした棚田の姿が大半であった。
丁度一枚だけ、刈り入れ作業中の田んぼがあった。
棚田の周囲には、隙間なくイノシシ除けの電線が張り巡らされている。
白い彼岸花も。
お、半分ぐらい済んだようだな。
小一時間ほど、棚田を登ったり降りたりして楽しむ。
刈り入れ作業も、どうやら一枚完了したようだ。
んじゃ、この後は贅沢にあれでも食いに行くか。
ブイーーン