浮羽のつづら棚田で、彼岸花を見終えた所から話を進めたい。
「もうすぐ昼やな。鰻食いに行くぞ。」(私)
「え!この前食べたばっかりやん。」(家内)
その通りだ。ひと月も経ってはいない。
だって、あの時の鰻わさ丼ちゅうのが、あまりにも残念・・・
いや、自分で選んだメニューだ。
これ以上とやかく言うのは止そう。
とにかく、
正統的、且つ、美味しい鰻が、無性に食べたくなった!
のだ。
ブイーーーーン
向かった先は、吉井町にある千年屋という鰻専門店である。
私らが昼前に入った時は、辛うじて一席だけ空いていたが、そのあとすぐに、長蛇の列が出来ていた。
美味いと言う評判は間違いなさそうだ。
待たずに座れたのは、ラッキーと言わねばならぬ。
さてなんにしよう。
「何にいたしましょう。」(店員)
「あー、この 特上セイロ を所望したい。」(私)
厳粛に言い渡す私であった。
「お待たせしました。特上でーす。」
ようこそ 特上セイロ 様。
先ずは、2礼2拍手1礼。
パンパン、アッ
では、蓋を開けさせて貰おう。
クラクラクラ
おっと。
危うく気絶するところだったぜ。
ここは一旦、気持ちを鎮める為にも肝吸いから。
ズズズ
ではでは、
モグモグ
みがふっくら~、たれのこうばしさがしょくよくをそそる~、たれのからまったごはんもたまらん~、ぜっぴん~、
い、いかん。正気を失っている。
食レポが全部平仮名である。
地下を掘り進む。
セイロの中央構造線とも言うべき辺りに蒲焼発見!
これが特上の証である。
こうなったら、セイロを口元まで持上げて、
ガツガツガツ
「ちょっと、鰻をそんなにガッツいて食べとる人、どこにもおらんよ。」(家内)
「やかましか!これが一番美味しか食べ方たい。」(私)
ガツガツガツ
プアー、食った食った。
満足
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
満足すぎて、絵文字まで載せる始末である。
これで、3年は鰻は食べないと宣言しておく。
嘘だけど。