今年3回目の久留米まち旅博覧会。
訪ねた先は、BS久留米工場である。
この工場が、国産タイヤ発祥の地だ。
正確に言うと、タイヤ生産そのものは、アサヒコーポレーション(当時日本ゴム)タイヤ事業部棟で最初の産声を上げた。
と、言い直さねばならない。
その後、日本ゴムから独立した石橋正二郎は、ブリヂストンを設立。
隣接するこの地に工場を建てた。
ブリヂストンとアサヒコーポレーションは、文字通り兄弟会社なのだ。
世界最大のタイヤがお出迎え。
タイヤの前で、ボーっと立っているオカッパ頭は、コケシではない。
生身のオバサンである。
推して、タイヤの巨大さを知るべし。
2階フロアーに案内される。
各種タイヤの展示や、BSの歴史、ECOに対する取り組み等のパネル展示がされている。
最初に、工場見学前のオリエンテーションだ。
テーブルの上には、BSのパンフレット、キャップやコースター等のお土産が置いてある。
右に置いてある眼鏡は、BS久留米工場を紹介するビデオを見るための物。
流石世界のブリヂストンである。
工場紹介ビデオだって、3D仕様なのだ。
この方が説明を担当してくださる方。
世界のVIPも、この方が工場を案内してきたのだそうだ。
この後、工場をウインドウ越しに見学するのだが、残念ながら撮影はNG。
ゴムの塊からタイヤの形になるまで、最新の設備で作られていく工程を、解りやすい丁寧な説明を聞きながら、見学する事が出来たとだけ書いておく。
ゴムの木の展示。
現在のタイヤは天然ゴムと合成ゴムの混合であるが、いずれは合成ゴム100%で作る事を目指しているとの由。
創始者石橋正二郎が使っていた社長室を、忠実に再現した部屋。
社長机を始め、置かれている調度品は、思いの外質素である。
社是
正二郎はこの椅子に座って、世界戦略を練り、事業を拡大させた。
「うちの工場が久留米大空襲の時、被害を受けなかったのは、きっと・・・」(BS担当社員)
BSに伝わる都市伝説の類の話を、大きく頷きながら聞いていると、
「皆さん、そろそろ社食の方に移動して貰っていいですか。」(まち旅係員)
ちぇ、もうちょっと話を聞きたかったな。
正門脇の建物に案内される。
建物は変わってしまったけれど、多分ここがBS生協のスーパーがあった場所じゃないかな。
江島少年は、高校の頃、年末になると、直ぐ近くの路上で松竹梅の露天商のバイトをしていた。
昼時になると、総菜をいつも生協に買いに行ったものだ。
あの時の、一口カツとカキ揚げの旨さは、今でも忘れられない。
その節は、大変お世話になりました。
それではサラメシ!
メニューは、一般的なカレーやうどん、チャンポン等の他、日替わりの定食など豊富だ。
因みに、チャンポンが一番人気なんだとか。
社員は発券機で食券を購入し、カウンターに並べられた料理を、自らのトレイに乗せて行く。
社食の一画を借りて、まち旅参加者も昼ごはんである。
私らの前に用意されていたのは、ハンバーグ定食。
「工場で働く人が多いですから、肉中心のボリュームがあるメニューが人気です。」(社食の栄養士)
望むところです。
頂きまーす。
モグモグモグ
おかわり!
え、
そういう設定は、このまち旅ではしていない?
失礼しました。