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Tシャツとサンダルの候

八女に正統久留米ラーメンあり

所用あり。

八女のとある店舗にいる。


「ご用の向きは承知しました。これから調べて作成しますね。」

「時間かかるよね。」

「後でメールで送りましょうか。それを見てご検討下されば。」

「そうしてくれる?そんじゃ、宜しく。」


時計を見ると、お昼をとうに過ぎてしまっている。

腹が減るはずだ。

昼飯にしよう。

行く店は決めている。



大晃ラーメン。

ここを訪れるのは、かれこれ10年ぶりか。



「ラーメンと餃子ね。」

「はーい。」



久留米人たる者、

定期的なトンコツ注入は必須である。

一種の中毒と言っていい。

症状が重い者など、濃縮したスープを腕に注射しているぐらいだ。






・・・嘘だ。



来た来た。




眺めるだけで、もう美味しい。




では、



ズルズルズルーーー



そうそう、この味。

八女のラーメン店ではあるが、紛うこと無き久留米ラーメンである。

1mmも久留米トンコツの基本を外していない。



ズズッズズ


ゴックン


プアーッ


そんじゃ、餃子の番だ。

少し小さめの一口タイプ。


パク


うん、さすが。

この餃子だけでも、ここに来る価値がある。



ご馳走様でした。



さあてと、

メール楽しみだな。

早く来ないかな。

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