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Tシャツとサンダルの候

虫取り網をカメラに替えて


浦山公園は、自宅から3~4kmの所にある、数個から成る古墳群を利用して作られた公園である。

子供の頃、

ここに虫取りに行く場合、ちょっとした勇気が必要な、そんな特別な場所だった。

当時は公園などは無く、森を抜けたら、ただの禿げ山(古墳)があるだけだった。

禿げ山のてっぺんには5~6坪の建屋があり、中を覗くと、石棺が無造作に置かれていた。

『勇気が必要』と言うのは、


「あそこにはミイラが眠っとる。ちゃんと拝まんと、呪われるとぞ。」


いたいけな少年だった私は、兄から嘘八百を並べられて脅かされていたからだ。



慈母観音が見えてきた。

正面の丘陵地帯が古墳群である。

向かって右側の瓦屋根が見える所は、久留米成田山。

左側が目指す浦山公園である。



到着。




ムクドリ


何回も書くが、私は鳥の種類など殆ど分からない。

パシャパシャ撮ってきた画像を家内に見せ、それをヤツが図鑑で調べ、


「これじゃなか?」


そんな訳で、鳥名の記載は相当にあやふやだ。

あやふやではあるが、このブログは私自身の備忘録でもある。

一応記しておきたい。

誤りがあれば、ドシドシ指摘して欲しい。



カイツブリ




アオサギ




池から離れて森の方へ。







野鳥の森。

この森の中には2基の墳墓がある。



【野鳥の森】と言うだけあって、数え切れない程の鳥が飛び交っている。

が、未熟な私はそれを捉えきれない。



そんな私にすら撮られてしまうと言う、間抜けな鳥たちもいる。



シロハラ



何かの実を咥えるに夢中である。



メジロ



ツグミ



ヒヨドリ




遠い夏の日、

虫取り網を手に持ち、梢を見上げた麦わら帽子の洟垂れ小僧は、

白髪頭になった今でも、

虫取り網をカメラに替えて、未だに梢を見上げている。


コメント一覧

minou_yamatai
@sden66k1800 コメント有難うございます。
子供の頃、自宅の近くでは見かけない、玉虫とかも採れて、ここは特別の場所でした。
sden66k1800
こんにちは
ブログ拝見してます
自宅から3~4kmにこんな素敵な場所があるのですね
羨ましいです
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