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Tシャツとサンダルの候

戸惑いの猛禽大渋滞

干潟から引き上げ、隣接する公園に行ってみた。

公園入口付近で、超望遠を下げた愛好家から、


「2~3日前の情報だけど、〇〇と△△がおったげなよ。」

「ほほう、そうですか。探してみよっと。」



まん丸に膨らんだチュンさん




シルバーヘアのジョビオ君




ボサボサ頭のヒヨちゃん

なんてのはワンサカいたけど、教えて貰った鳥は、両方とも見つけられなかった。


移動だ。



いつもの調整池である。

池の周囲をひと廻り。

するとすぐに、



ミサゴ登場。




しばらく旋回していたが、そのうち山側に飛び去った。

今回も池へのダイブは、見られずじまいのようだ。


諦めて、歩を進めて行くと、



鴨の一群が眼の前を飛んで行き着水。

よーく見ると、

「ヨシガモやん。この池にもおったんやな。」

「ホントだ。」



ただ惜しむらくは、位置的にモロ逆光である。

あの緑の光沢を写すなら、方向は対岸からだが、そこでは絶望的に遠い。

ここから撮影するしかない。

ならばと、アホみたいに露出補正をかけるも、どうにもあの色を写せない。



唯一色が出てた1枚は、酷いピンボケときた(号泣)。

ここでヨシガモを撮るには、時間帯を変えた方がよさそうだ。

次の機会にするか。



おっと、ノスリみっけ!

だがしかし、何か獲物でも見つけたのか、近づく前にサッとノスリは飛び去ってしまった。


続けて、

ノスリのいた電柱の、更に40m程先に、



チョウゲンボウ発見!


この後、

驚くべき事態に私達は遭遇する。



辺りを見回していたチョウゲンボウ君。

何を思ったか、住宅の方にサッと飛び去るや、



のんびりと電柱に止まっていたトビに、いきなり波状攻撃を開始した。

自分の大きさの倍以上ある、トビに向かってだ。

上がチョウゲンボウ、下が何の落ち度もないトビである。


「トビって案外と気が弱いんやな。逃げまわっとるぞ。」

「チョウゲンボウ、気性が荒かあ。」



気の毒なトビ君、遂に尻尾を巻いて(巻いてないけど)逃げ出した。

住宅上空で繰り広げられた抗争が収束したと思ったら、

間髪入れず、



ノスリ来襲。

恐らく先ほど電柱にいたヤツだ。


「ノノ、ノスリ来たーー!」

「あれ?そこの葦になんかおるよ。」

「へ?何ですと。」


忙しくて目が回りそうである。



いた。

オオジュリンかな。


パシャ


よし撮った。

カメラを葦方向から、ノスリ方向へ。


「ノスリは?」

「どっか行った。その代わり、ホラ。」



「ハイチュウ、来たーー!」


もう何が何やら。

猛禽大渋滞である。

ブレブレなんか言ってられないのだ。



パシャ、パシャ


そして



・・・誰もいなくなった。

チョウゲンボウの殴り込みから、4~5分の間の出来事である。


「もう・・・腕が棒だ。」



「そこモズがおるよ。」

「ハヒャイ」



お昼はとうに過ぎてしまっている。

加えてあの猛禽の連続襲来だ。

疲れ果てた。

何か腹に入れないと気絶しそうだ。



「もう鳥は止めじゃ!飯ば食う。断じて飯うぞ。」




しつこく続く

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