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Tシャツとサンダルの候

白水鉱泉&男池園地をブラブラと


毎年この時期は、白水湿生花園に訪れている。



九州では見る事が出来ない水芭蕉と、他所に先駆けて咲くカタクリがお目当てだ。




湿生花園と言うだけあって、ぬかるんだ場所も多く、気を付けないと靴が泥だらけになったりする。




そういう環境は、苔にとってはユートピアである。

歩くのが憚れるほど、苔に覆われつくした遊歩道もある。



楽しみにしていた水芭蕉だが、残念ながらピークを過ぎていた。




ミヤマエンレイソウ




「コチャメルソウだ。これ撮って。」

「地味!」



カタクリも、ほぼ終わりである。

今年は、桜でも何でも早い事早い事。



その代わり、山芍薬がもう蕾を膨らませている。




石楠花もすぐにも開きそうだ。




ハルリンドウ




炭酸を含んだ水が、園内を滔々と流れ落ちて行く。




「あ、ヒトリシズカちゃんがいた。」




シラネアオイ



花の見頃に合わせるのは、誠に難しい。

特に今年は、あらゆる種類が早いのかもしれない。



何だか消化不良気味である。


「男池園地に行こうか。どうせ帰り道だし。」



男池園地受付。

ミヤマキリシマのメッカ、平治岳には、ここから登る事が多い。



「協力金一人100円て書いちゃるよ。どげんしたらいいと?」

「よく見てみい。そこに穴があるやろ。」


窓ガラスに穿たれた穴から入れ込むのが、平日の男池園地のシステムだ。



原生林の森を行く。




コバイケイソウが大繁茂している。




何本もの木々が、この巨岩に根を絡ませている。

面倒見が良いのにも程がある。



「あ、寒葵の花が咲いとる。」

「地味すぎる!!」



ユキザサ




青く澄んだ水をたたえる男池水源。

用意してきた、2Lのペットボトルに注ぎ込んだ。



男池園地を歩いているのは私らだけ。

辺りは静まり返っている。



ハルトラノオ




シロバナネコノメソウ







倒木を覆う苔からは、キノコがニョキニョキと生えている。

倒れて活動を終えた木が、森の生命のゆりかごと言うのがよく分かる。



ヒゴスミレ




サバノオ






「あー腹減った。長者原で飯食うぞ。」

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