長雨が続いている。
今日も朝から篠突く雨である。
そんな中、昨日は久しぶりの青空が広がった。
「貴重な長雨の晴れ間や。今行かんとサギソウは間に合わんぞ。ついでに天山も登るか。」(私)
「行く。」(家内)
暇人とは、とかく出掛ける口実を見つけたがるものなのだ。
てな訳で、毎度毎度の樫原湿原である。
毎度と言っても、前回訪れたのは、初夏のトキソウの時分だから、 2ヶ月半ぶりになる。
当然のことながら、湿原はすっかり様相が変わっていた。
桔梗
フジバカマ
この花を好むアサギマダラの飛来を期待したが、ここでは見ることができなかった。
まあ、いいや。
この後登る天山なら、結構飛来している筈だし。
オトコエシ
オミナエシ
ウサギ?
・・・ではない。
ただの切り株である。
不覚にもガン見してしまったぜ。
「サギソウあった!」
この貴重な晴れ間により、何とか間に合った。
トンボソウ
サイヨウシャジン
ノダケ
ゲンノショウコ
サワギキョウ
もうしばらくすると、この紫色が湿原の主役となるだろう。
「あ、ツルリンドウ見っけ。もう咲いとる。」
キスゲ
ナンバンギセル
静かに湿原は、夏から秋へと衣替えを始めていた。
キイトトンボ
アマガエル
昔はそこら辺に居たのに、最近はめっきり見かける事が少なくなってきた。
駐車場に戻ってきた。
望遠で何やら森の奥を撮っているオジサンがいた。
「あそこ。ヤマホトトギスです。」
なるほど。
でも望遠持ってきてないし、あの距離では無理だな。
どうせこれから天山に登るんだ。
あそこなら、登山道沿いに、山ほど咲いとるじゃろ。
もしかしたら、マツムシソウも咲いてるかもね。
いつもの天川登山口へと場所移動である。
ブイーーン
ウゲゲ!!
なんてこったい。
こんなところにも大雨被害が。
ヤマホトトギスもアサギマダラも諦めるしかない。
九重やその他の登山道は無事だろうか。
俄かに心配になってきた。