午前中は、我が裏山ともいうべき明星山によく登る。
普段なら、最後まで一度も人に会わないなんて、ざらな山なのだが、
最近、新型コロナ事情によるものか、登る人が多くなってきた。
それでも、時間帯とコースの選択により、今でも、殆ど人に会わずに登る事が出来る。

8時過ぎ、いつもの場所に車を停める。
この時間なら、まだ一台も車は停まっていない。
よっしゃ、人が多くなる前に出発するとするか。

先ずは、いつもの炭焼きコースを行く。

フデリンドウ。
今年のリンドウは開花時期が遅い上に、数も極端に少ない。

ギンリョウソウ。
明星山では初見じゃなかったっけ。

山頂だ。
人が登ってくる前に、とっとと先に進もう。

山頂からは、いつものように白金山を目指す。
何番目のピークだっただろう。
久しぶりにあいつと出会った。

ベニツチカメムシだ。
私はこの山でしか、この虫を見た事がない。
食草はボロボロの木との事。

これまで集団で一塊になって、あまり動かないイメージしかなかったが、この時期、ボロボロの木の実が成るのだろうか。
この日見たベニツチカメムシは、実に活発に動いていた。

準絶滅危惧種。

白金山到着。
帰りは、そろそろ人が多くなっているであろう明星山を迂回ルートで行く。
登山口まで人に会わずに降りれるって言う寸法だ。
さて、今回の表題は明星山日記とした。
その訳は、この山のエビネ、春蘭、金蘭のこれまでの状況を、時系列に記しておきたいからだ。
当然ながら撮る対象は、どれも同じ場所、同じ株である。
更に言うなら、日記と題してはみたが、飽きっぽい私の事だ。
これから継続する事なんて、絶望的であると断言しておく。
先ずはエビネである。

4月19日
初めて一株だけ蕾を確認。

4月25日
7株確認。
そのうち2株の蕾が成長してきていた。

4月29日

少し開きかけてきた。

5月5日

やっと開花だ。
次は春蘭。

4月19日
既に見頃だ。

4月25日

4月29日

そして5月5日。
ここにきて、春蘭は終わりを告げようとしている。
最後は、掘り返されてしまったのかと心配していた金蘭だ。

4月19日
この日初めて3株だけだが、金蘭を確認。
少ないとはいえ、ほっと一安心する。

4月25日
前回見た時の倍の高さに成長。

4月29日
蕾が膨らんできた。

株数も、去年に近い数が確認できた。

そして5月5日だ。
わーい!

7~8株の金蘭を確認できた。


懸念していた猪害や盗採は杞憂だったようだ。
暫くは金蘭とエビネを楽しめそうだ。
来週あたり、もう少し大株になっている事を期待したい。