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Tシャツとサンダルの候

虻が消える山

本日、久留米の最高気温は38度の予報。

馬鹿げた暑さと言うほかない。

そんな馬鹿げた日でも、朝っぱらから山である。



毎度毎度の髙良山。

今朝はオーソドックスに、正面参道を行こう。



髙良大社まで登ってくると、石段は尽き、自然遊歩道へと変る。







鳳山通過。

有明海の靄の向こうには、普賢岳がクッキリと浮かぶ。



鳳山から髙良山山頂へ向かっていると、

私の腰にぶら下げられた蚊取り線香をみて、ご婦人が話しかけてきた。


「あら、よかですね。それって、虻とか効きますか?」

「さあ、どうすかね。一応虻用にはなってますけど。」

「私もしようかしら。」

「はは、そうですね。バッテン今年、虻って少なかでしょう?私、一度も纏わり付かれてませんよ。」

「そう言えば、少なかですね。」


何て会話をして、ご婦人と別れた私は、



虻と鉢合わせすることもなく、無事に山頂に到着だ。




髙良大社まで降りてきた。

滝のような汗をかいた体には、水分補給が必要だ。


「アイスコーヒー頂戴。」

「へーい。」


ゴクリと喉を潤しながら考えた。


虻が活発に活動する気温は、18~30度辺りまで。

今年この山で、虻を見かけなくなった原因は、連日35度を超えるこの異常な気温のせいではなかろうか。

そう言えば、この山では頻繁に見かけていた蛇すら、最近とんと見ていない。

山の生態系の有りようが、変ってきている気がする。



酷暑登山するジジイなど、いずれ絶滅するのかも。

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