正月の間帰省していた娘達も、それぞれの場所へ帰って行った。
筈だったが・・・
福岡の下の娘の事である。
正月の4日から勤務との事で、3日には早々に福岡に帰らなければいけない。
「あーあ。もう仕事が始まってしまったやん!!」
と、悪態をついて帰って行った割には、二日後の日曜からいきなり3連休らしく、早くも久留米に帰ってきた。
一体全体、あの悪態は何だったのだろうか。
この娘、とにかくよく寝る。
午後の6時過ぎに起きてきて、
「4時過ぎ(午後の)に、二度寝してしまった・・・」
と、朦朧として起きて来るぐらいの寝坊助なのだ。
そう言う事で、帰省中は日がな一日、ひたすら寝ているだけだ。
一体全体、何しに帰ってきているのか、親ではあるが皆目不明である。
その娘も二度目の正月休みが終わり、
「車で送って。」
いけしゃあしゃあと、私どもに福岡まで遅れと言う。
てめえ。
暇な両親の、足元見やがって。
と言いながらも、娘の言葉に唯々諾々と従ったのは、言うまでもない。
ブイーーーン
福岡市内の渋滞に閉口しながらも、娘のアパートに6時半過ぎに到着。
「あー腹減った。飯食おうぜ。近所に知ってる居酒屋ってある?」(私)
「ここはどう?」(娘)
この居酒屋。
以前、次女のアパートに遊びに来た長女と、食べに来た事があると言う。
ここでいいさ。入ろうぜ。
ハンドルキーパーは家内だ。
「えー、やだ。夜に運転するの。」(家内)
「うるさい。俺は飲むぞ。取り敢えず、生頂戴!」(私)
お通しのおでん。
旨し。
牛筋煮込み。
これはイマイチかな。
甘すぎ。
大根皮のパリパリ漬。
いわゆるハリハリ漬けみたいな感じである。
これはいける。
うちでも作ろうぜ。
福岡ならなんたってこれでしょう。
という事で、ゴマ鯖。
安定の旨さだね。
この他、数点料理を注文するも、酔っぱらって撮るのを忘れた。
なんにせよ、腹も満たされたし、御馳走さまー。
え?
送ってくれたお礼に、娘が御馳走してくれたんだろうって?
そんな訳なかろう。
しっかり奢らされたに決まってる。
言い直す。
ご馳走させられましたー!