冒頭に断っておく。
今回の投稿は、自分の車を手放す。
ただそれだけの内容である。
至極退屈な記事となると断言しておく。
9年前、
長年にわたる会社経営から身を引いた。
その際、自分用に使っていた車を会社に返納、新しくマイカーを買うことにした。
思い起こせば、自分の財布で車を買うのは、一番最初に買ったマーク2ハードトップのオンボロ中古車以来、実に38年ぶりである。
さて何を買おう。
一つだけ決めている事がある。
「ステーションワゴンで、尚且つ、ディーゼル車!」である。
リタイヤ後に想定される年間走行距離は、せいぜい数千km。
別に燃費を気にしての選択ではない。
実用回転域でのトルクフルな走りを求めたからである。
丁度その頃、フォルクスワーゲンによる排ガスの数値改ざん問題が持ち上がっていた。
そのエンジン制御装置はボッシュ。
改ざんしたのはワーゲンで、別にボッシュに何の責任も無いが、
とりあえず、ボッシュを使ってないメーカーを見てみると、

「ボルボしかないやん!」
以来、
そのパワフルな走り
抜群の好燃費(17km/ℓ)
当時としては最先端の自動追尾システム等、快適装備の数々。
私としては、十分過ぎるほど満足のいくものだった。
これまで数年で買い換えてきた私が、9年間も乗り続けたのがその証左である。

もっとも現役時代に頻繁に買い換えていたのは、気に入った下取り車を暫く乗って、減価償却した後、売り時を見計らって・・・
なんて、
商売上の事情もあったのだが。

そのお気に入りのボルボV60も、最近老いが目立ってきた。
昨年はEGRバルブクーラ、今年は燃料タンクからの燃料漏れ。
そしてブレーキローターの交換など、数十万円単位での出費が増えてきた。

これまでの経験上、これから先、故障は加速度的に増えてくる。
買い換えよう。

既に次の車は決定している。
納車は12月初めになるとの由。
我がV60号は、これから車両オークションに出品となる。
9年間、ご苦労さん。
ありがとな、相棒。