とある干潟にやって来た。
駐車場に車を止め、撮影する場所を探して堤防を行くと、すでに数人が三脚を構えていた。
「お早うございます。アレって、ここら辺に来ますか?」(私)
「こことは限らんけどね。まあ、大体来るね。」(カメラマン氏)
私も倣うことにした。
イソヒヨドリの雌みっけ。
東与賀干潟ほどではないにせよ、シギやチドリが干潟をチョコマカと動き回っている。
さてと、
今日の狙いのアレは、まだかな?
キタ――――――――!
アオバトである。
20羽程の群れが海岸線を旋回、お気に入りの場所を探す。
この突堤がお気に召したようだ。
突堤を下へと移動するアオバト。
「飲んどる、飲んどる。」(私)
「ほんとだ。」(家内)
潮水、思いっきり飲んでる。
これこれ、これが見たかったんだよ。
聞いてはいたけど、あんなに首突っ込むんだね。
これは、夏から秋にかけてとる行動で、ミネラル分を補給しているとの事。
ひとしきり潮水を飲み、満足したアオバトの群れは、一斉にどこかへ飛んで行った。
「また来るバイ。待っとかんね。因みにあっちの方が良く来るよ。」(カメラマン氏)
「ホントですか。」(私)
言われるまま少し場所を移動し、20分ほど待っていると、
ホントに来ちゃったよ。
先ほどと同じように旋回した後、
今度はこんな所に舞い降りた。
そしてまた何処へと飛んで行く。
数分後、
いらっしゃい。
何度も何度も行ったり来たりを繰り返すアオバト。
時には高波にさらわれたり、ハヤブサの餌食になる事もあるんだとか。
諸々気をつけるんだぞ。
また来よっと。