
有輪プリントに代表されるようなお花柄が多い中ではちょっと珍しく、これで夏のワンピースを作ったらいいだろうなぁと思い、真冬だったけど残り尺も少なかったので急いでお願いしました。
ちょっとトラブルがあったりサイズ直しが入ったりで長くかかりましたが、やっと出来上がってきました。
南フランスのプロヴァンス地方では、インド更紗をルーツに持つ伝統のプロヴァンス・プリントという鮮やかな生地が有名ですが、SOULEIADOはその老舗ブランドです。
わたしが手にした生地は、残念ながらタラスコンの工場で作られたものではなく、ライセンス契約で日本で作られている生地なので、厳密には染料の種類も違っていたりするのですが、思い通りの型で自分のサイズに作ってもらえるチャンスはなかなかないので大満足。

生地の持ち味を生かしたくて、あまり凝ったデザインにせずになるべく直線的な型に仕上げてもらいました。 初夏のプロヴァンスの風を感じられるような気がします。
SOULEIADOとは、古いプロヴァンス語で、雨の後に雲間から差す一筋の光、という意味だそうです。
今日もまた少し積雪してまだとても寒い毎日が続いていて、いろいろと心配なこともあったりするこのごろなのですが・・・あまり大変なことにならずに、このワンピースを着て楽しめる季節が来るといいなぁと思っています。