Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

久しぶりに本の話題

2010-05-11 | 
またしても病気関連の話で恐縮だけど・・・入院に本は付き物、動けないとき、身体を動かす体力・気力のないとき、待ち時間、移動中、旅先などにも付き物、というわけで、このところ大量に本を消費。 着替えるのは億劫なのに、本は読めるのか? お風呂はしんどいのに、本は読めるのか? Yes! 横になったまま読み、しんどくなったらそのまま寝てしまえばいいのだ。(^^;;;

さきごろの入院に持って行った本。
大腸菌 ~進化のカギを握るミクロな生命体
まずは入院前に読みかけだった『大腸菌』。 ばい菌はイヤね!というお話ではありません。 分子生物学の発展に尽くして(?)きたEscherichia coli=大腸菌さんたちのこと書いた本です。 わたしの学生時代にも同じ研究室内でもやはりE. coliを使って実験していて、お役御免となった後に殺処分=オートクレーブで茹でられた匂い(なぜか鰹出汁っぽい)もなつかしく。 評判のいいカール・ジンマーの著で訳も良くて読みやすくて、読み物として面白かったです。
でも、病室に持ち込む本としては異例のタイトル?お医者さんや看護師さんに、その本はなんじゃ~、とウケました。 べつに菌そのものを持ち込んだわけじゃないんだけどね。(^^;

で、ほかはSFでした。 術後に新しい本をイチから読み進むのはしんどいだろうと考えて、以前に読んだお気に入りを持っていきました。
時間封鎖〈上〉最近好きになったロバート・チャールズ ウィルスンという作家さんの本。 日本で翻訳・発売されているのは4作品5冊の文庫で、すでに2作品が絶版になってしまっていますが、古本でも入手して読む価値があると思います。 詩情豊かでノスタルジック、SFの形をとった青春小説なんじゃないかと思います。 ゆえに、メカとかが出てきて大戦争・・・とかいうタイプのSFを期待する方には向きませんが。
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