「関節リウマチ」はちょっと前までは「慢性関節リウマチ」という病名だった。 2002年に慢性がはずされた。
早期治療で治る可能性があるからということと、患者に希望を与えるためだということなのだけれど・・・
はっきり言おう、これには嘘があるとわたしは思う。
リウマチの完治できない世界と治る可能性のある世界、これは別の世界ではなく連続した同じ世界なのだ。 昨日までは「治らないんだからわがまま言うな」だったのが、今日からは「治るんだからそう思うべきだ」に切り替えでーすと言われて、「はい、希望を持ちます」とお目目を輝かせるケナゲな患者には、わたしはなれそうもない。
かと言って別に希望を失ってグレているわけではなくて、現実に則して淡々と暮らしているだけだ。 あまりに非現実的な夢を見すぎるとアブナイ人になってしまう。(ーー;
新しい薬もできて治療は変わり、治る病気になったのだと言うけれど、それは医療側からのマクロ的な見方だ。 個々の患者の立場でミクロ的に見れば、まだそういう状況には至っていない。 それどころかなすすべもなく悪化の一途をたどる人も少なくない。 完治にはあくまでも早期発見・早期治療が前提なのだ。
わたしの場合を愚痴ってみれば・・・せっかく早期の発見だったのに、治療は早期どころか何年も治療してもらえなかった。 今後寛解したとしても、壊れた関節は元には戻らないし、今までの問題点が取り戻せるわけではない。 いまさら間に合わない事柄というものは確実に存在する。
そのころはCRPだけが重視される時代だったのだと思うし、色々な理由が絡んだ結果のこと、もちろんわたしはそのへんを割り引いて考えている。 恨み言をいうつもりはない。
しかし、そんな時代があったことさえ忘れたような喜びようは何なのだ? 「もっと悪くならないと何もすることはない」と言った同じ口が「早期発見・早期治療が重要だ」なんて、今さら偉そうに何を言うか!
おっと、つい激昂してしまった。(^^;ゞ
でも正直なところ、病歴が長くなっている患者は今さら治らないからつまらないんですよね? もう古くなってしまった患者のことなんか忘れて、新しい患者でチャレンジして成功すればいいんだってことですよね?・・・わたしたちはそんないらない患者だ。
ところが、肝心の新薬は重症の患者に限っての使用(理由は国の台所事情)で、せっかく早期発見されたのに使えずにがっかりしたという人も多い。 相変わらず診断直後は様子見で、X線に変化が出てないから治療必要ないと言い放つ医師もいるとかで、日本の医療現場では本当の早期の患者はいないも同然という話も聞く。
もう、いったい誰を治す気でいるのだろう?と思う・・・医療の進歩はあまりこっちを向いているとは思えない。
無論、医師が全員そう考えているとは思わない。 現場では真剣に取り組んでくれていることはわかっている。 治療の進歩も評価できる、全く恩恵がないわけではない。 けれど、全てが解決して100% HAPPYというわけにはいかない。
医療の進歩を強調したい気持ちはわかるが、まだ慢性をはずすべきじゃなかったんじゃないかと思う。
元々、誤解されやすい病気だけど、場合によってはもっと悪い状況になるのではないかと心配。
病名から慢性が消えて、新聞にも治るようになったと書いてあったのに、治らないのは患者自身の努力が足りないからではと言われそうだ。
つまりは・・・ほとんどの患者にとってはいままでもこれからもずっと慢性なのだと思う。
発病当時に、医師からなまけ病とか詐病って
言われたということですね。
早期に治療して重症化しないって、結局
予算の軽減になるって、どうして理解できない
のかなあ。
うがった見方したら、薬の消費の良いお客
さんだから、あまり患者数を減らしたく
ないとか。(^ ^;)ゞ 思ったりしちゃう。
介護保険などでも結局は必要性は無視して、資金不足解決のために給付を減らすことだけを考えているようです。 アメリカの悪いところだけ、小手先だけを利用している感じかなぁ。
資金が足りなくてもしなければならないこともあるし、予算は本当に足りないのではなくて、他(無駄なことを含む)に使われて回ってこないだけなんじゃないかと思います。
病気も老化も予防できるならしたほうがいいのですが、何でもかんでも予防できると思い込むのも怖いですね。
自分たちや役人の無駄遣いとかの尻ぬぐいを
国民にさせようってことだと思うよ。
無駄とかっていうことになると、一人の重症の
障碍をもつ人にお金をかけることが無駄って
ことになるもの。
エイズの審議会の議長だった医師が、エイズの
患者に医療費などをかけるなんてもったいない
という発言をして、結局更迭されたけど
そんな意識しかもってないってことだろうね。
三毛子さんが書いているとおり、予算なんて
実際はあの社会保険庁の国民の年金をつかい
まくっている状態をみても、どこの省庁でも
無駄を省いていけば、わずかな福祉予算なんて
捻出できるよ。
それに、アメリカ式の医療についても
私のブログや掲示板で書いたけど、実際に
経済的なことや効率を追ったら患者が
金を持っていないと、医療を受けることが
できない状態になるのは目に見えてる。
だから、良い部分は取り入れても、全部を
マネする必要なんてまったくないよ。
金の成る木や巨大市場って意識しかない企業
と、自分たちが無駄遣いして穴をあけてきた
予算をどうにかしようって政府が、お互いに
手を取り合って医療制度も福祉制度も
駄目にしようってことではないかしらね。
患者の病気の認識でもそうだけど
希望をもつってことと、実際の医療現場の
限界ってものもあるからそれをしっかり見る事って必要でしょうねえ。
それをしないと、サギまがいの行為や金ヅル
っておもうような連中が入り込んでくると
思うけれど。
人間の身体のことでもまだ解明されていない
事ばかりだし、病気などの原因すらはっきり
していないのに、どうやって病気や老化
予防するっていうのかなあ。
厚労省の推奨した食品を食べて、サプリを
たらふく飲んで、健康診断うけていたら
健康なのかって聞いてみたいよね。
今も治療し、今後も治療する。
わたしの場合は治療の継続は大切ですよね継続の前に開始までが長かったですが(^^;
継続は力なり、これも呪文かな?
別の次元じゃないかな
三毛子さんはそういうこと言ってるんじゃないと思うよ
現実に苦しんでる患者がいる限りは
慎重に扱って欲しいってことだと思うんだ
リウマチがすでに治る病気になったんだったら
なんであんなに病院の外来は混んでるんだろう?
ボウイさんだって
君はすでに治ってるはずです治らないのは努力不足とか
言われたら腹立つだろ
通院している病院で、10年間何の症状もなく、薬も止めていると言う患者と話しました。これって治ったと言っていいんですよね。「治らない病気」だからと、年に一回、通院はしているそうですが。
これは、治る人は絶対にいない、という話ではありません、念のため。
わたしの言いたかったことは、Qさんの書かれたこととわりと近いかなぁ・・・。
今の状況は治る人が一人もいないという事でもなければ、治らない人が一人もいないという事でもありません。 運良く単周期型という場合もありますしね。 でも、どちらかと言うと、まだまだ完治の難しい病気だと思います。
リウマチは個人的に困るというだけでなく、社会的な病気であると思います。 もし、今の段階で完治するんだという情報だけが一人歩きしたら・・・現在でも充分とは言えない医療費用の補助、職場や学校での配慮、周囲の理解なども吹っ飛んでしまうかもしれません。 世間は往々にして、当事者の現状よりも新聞やTVのほうを信用するものですから、Qさんもおっしゃるように慎重に扱ってもらいたいと思います。
アヤシイ民間療法などが、宣伝として治ると言ってしまうことはよくありますが、ちゃんとした医療がそれをやってしまってはいけないと思うんですよ。 気楽になりすぎないところが、医療の大切なところでもあると思っています。
時期尚早という言葉がありますが、「完治」というお祭り騒ぎをやるにはまだ早すぎるとわたしは思っています。 ボウイさんも、5年目さんも、Qさんも、そしてわたしも、完治するかもしれません。 でも、今はまだですよね。
日本だけでも100万人もいると言われているリウマチの人の、誰もが完治できるようになってからでも遅くはないでしょう。 それに病気自体が治っても後遺症の問題も残りますし。
>10年間何の症状もなく、薬も止めていると言う患者と話しました。これって治ったと言っていいんですよね。
そのへんが難しいところなんでしょうね。 病院側としては、今の段階では治ったと言い切れない、そういう意味で「寛解」という言葉があります。
>「治らない病気」だからと、年に一回、通院はしているそうですが。
まさにそれでしょう。 薬が必要なくなってもまだ常に用心をしていなければなりません。 そういう心配をしなくなよくなって、初めて完治と言えるのではないかと思います。
つけたしておきますと、わたし自身は別に治りたくないのでもありませんし、四六時中治る治ると呪文を唱えるほど熱心でもありません、治る時が来たら治るんだろうとは思っています。 地道にコツコツと治療を継続する、たとえて言えば今から来年のお正月の準備にウキウキしたりはしないで、とりあえず明日のご飯の心配をする、まあそんな感じで過ごしています。 で、これはとてもミクロ的な話、リウマチ患者がどうあるべきかとかとは別の次元です。
未だに血液検査の結果診で
リウマチ予備軍といわれ
まだ治療してもらっていません
2ヶ月に1回の血液検査のみです
手の強ばりも今では一日中強ばっており
グーパーするのが困難です
違う病院へ行こうかしら・・・
リウマチからこわばりが出るようならすでに「予備軍」とはいいがたい気がしますがわたしはシロウトですし診察するわけにはいきませんから、なんとも言えません。
セカンオピニオンは大切です。 でも、血液検査等で異常が出ていない場合は、難しく、転々としてしまうとかえってよくない場合もあります。
しんどくてたまらない場合や急な変化が出た場合、2ヶ月を待たず、相談しに行ってみられてもいいのではないでしょうか。
通院は専門医でしょうか、そうでなくてはならないとは限らないし、そうでなくてもリウマチが得意な先生はいらっしゃいますが。 日本リウマチ学会 http://pro.ryumachi-net.com/ に検索できるページがあります。
手前ミソになりますが、RA CITY http://racity.web.fc2.com/ もご利用くださいませ、特に「リウマチを知る上で役に立つサイト」 http://racity.web.fc2.com/link_knowledge.htm あたりがお役に立てるかと思います。
どうぞ、おだいじになさってくださいませ。