※カンコンのピリ辛炒め
カンコン(空芯菜)、こちらではお馴染みの野菜であるが、最近では日本のスーパーでも売られているそうだ。栄養分が豊富で、アジア全域で食されているということらしいが、ここフィリピンでも庶民は大好きな野菜である。炒めてよし、ホウレン草のように『おひたし』でもよし、『天ぷら』もいける。
市場に行けば一束が5ペソほどで売られている。日本では10円強という値段ではとても買えないだろうが、多少値段が高めでも夏を乗り切る為と思えば高くは無いだろう。うちの店の従業員の賄いも週に一度は、和名『わさびの木』と呼ばれるマロンガイの葉の料理と共によく食べられる野菜である。
※マロンガイの葉
この空芯菜であるが、味は癖が無く、食感は若干ぬめりがあるような感じがするが、調理の仕方によっては、相当バリエーションがある。お好み焼きに混ぜたり、ホウレン草のように出汁で炊いて玉子で閉じても美味しいだろう。何よりも栄養価豊富で体にいい、しかも値段が安い。
食の文化が行き渡りどんなに素晴らしい食材でも手に入る昨今、ここフィリピンでもそうした輸入食材も容易に手に入る中で、身近でさり気無く食されている野菜、これも万年気温が高いフィリピン、暑さを乗り切る為に自然と身についた生活の知恵なのか・・・・・。それと平行し、よく食べられるマロンガイ、これまた栄養価が半端ではなく高い。調べればまだまだありそうなここフィリピンの食材、これも『郷に入れば郷に従え』ということなのかもしれない。
※カンコンのおひたし