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保存方法を変えるだけでお米の味が変わる?!保存のやり方&保存容器の種類別特徴をご紹介

2024年06月20日 | グルメ

お米を購入した際、皆さんはどのように保存をしていますか?
お米の保存方法は各家庭によっても異なります。
例えば袋のまま常温で保存する人もいれば、米びつに入れてシンク下で保存する人、冷蔵庫で保存する人もいるでしょう。
このように、お米の保存方法には様々な方法がありますが、どの方法が適しているのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、お米を正しく保存する方法や、保存容器の種類別特徴についてご紹介します。
お米の保存方法を変えるだけで、より美味しいご飯を炊くことも可能なので、ぜひ試してみてください。


■お米の正しい保存方法

まずはお米の美味しさを保つための、正しい保存方法をご紹介します。


・お米の賞味期限

正しい保存方法を知る前に、そもそもお米の賞味期限はどれくらいなのか気になる方も多いでしょう。
お米は野菜と同様に農作物になるので、他の食材と同じように賞味期限が設けられているわけではありません。
賞味期限が設けられていないものの、何となく「長く保存がきくもの」とイメージする方も多いでしょう。
しかし、お米は精米にかけてから空気に触れてしまうことで酸化し、品質も低下してしまいます。
明確な保存期間はないものの、美味しくお米を食べるなら袋を開封してから早めに食べきった方が良いでしょう。
特にお米は高温多湿の環境下だと劣化しやすくなるため、春や秋は1ヶ月程度、夏や梅雨時期は2~3週間、冬は2ヶ月程度で食べきるようにしてください。
米袋が未開封なら長く持つのでは?と考える方もいますが、米袋は通気性を良くするために細かい穴が開いています。
そのため、いくら未開封だったとしても早めに食べるようにするのがおすすめです。


・米袋のまま保存しても良い?

お米を保存する際には、米袋のままよりも保存容器にあけて保存した方が良いです。
先ほどもご紹介したように、米袋には通気性を良くするための細かい穴が開いています。
この穴から空気が入り込み、酸化することでお米の品質が低下してしまうでしょう。
また、気付いた時にはカビや虫が発生してしまう可能性もあります。
お米をできるだけ長持ちさせて、美味しく食べたいのであれば密閉できる保存容器に入れて保存するのがおすすめです。
密閉した保存容器に入れれば、虫の侵入も防げます。
さらに虫の被害を抑えたい方は、市販されているお米用の虫よけやトウガラシ、備長炭なども保管容器に入れておくと安心です。
もう1つ、保存容器は清潔に保つことが大切です。
古いお米が入っている中に新しいお米を加えた場合、古いお米が虫やカビが発生する原因となってしまい、せっかく新しいお米を入れても劣化が早まってしまう可能性があります。
新しいお米を購入したら、古いお米をなくしてから保存容器を洗い、清潔な状態にしてお米を入れるようにしてください。
ジップロックや計量カップなどもきちんと洗っておきましょう。


・お米を保存する場所

お米を保存する場所として、シンク下を選んでいる方も多いでしょう。
確かにお米を保存する場所として最適なのは、高温多湿と直射日光が避けられる環境になりますが、シンク下は保存する場所として悪い環境と言えます。
シンク下は確かに直射日光が当たりませんが、湿気が多い環境なのでお米が劣化しやすいです。
また、お米はニオイを吸収してしまうため、シンク下に置いてある洗剤などのニオイを吸収する可能性があります。
特に米袋のままシンク下に保存するのは良くありません。

お米を保存する場所として最適なのは、冷蔵庫の中です。
スーパーだとお米は冷蔵品ではなく常温保存可能な棚で販売されているため、むしろ冷蔵で保存しない方が良いのではないかとイメージする方もいるでしょう。
実際にはお米は15℃以下の涼しい環境下で保存した方が、品質劣化のスピードを遅らせることができます。
もし冷蔵庫に野菜室が備わっているのであれば、野菜室に保存するのもおすすめです。


■保存容器の種類別特徴

お米を保存するのに使用する容器にも様々な種類があります。
ここでは、容器の素材別に特徴をご紹介しましょう。


・木製

木製は温かみのあるデザインと質感が特徴で、ナチュラルなインテリアにも合います。
ガラスやホーローなどとは違い、軽量なので女性や子どもでも持ち運びしやすいのが魅力です。
また、万が一落としてもガラスのように割れてしまう可能性は低いというメリットもあります。
水で洗う必要もないので、手間もかからないでしょう。
ただし、素材の性質的にニオイがつきやすいので注意が必要です。


・ホーロー

鍋の素材にも使われることが多いホーローは、デザインのバリエーションが多く、好みの保存容器を選びやすいのが特徴です。
ニオイが移りにくく、お米以外に他の食材を保存する容器としても活用できます。
ただし、重さがあるので持ち運んだり水洗いをしたりする時に手間がかかりやすいです。
また、小さな傷ができてしまうと、そこから傷が広がってしまい、容器の端部分から錆の発生につながってしまう恐れもあります。
手入れをする際は金属たわしやクレンザーなどは使わず、柔らかいスポンジを使って洗うようにしましょう。


・ガラス

ガラスはデザインが魅力的で、中身が見える状態でもおしゃれな雰囲気を楽しめます。
蓋にパッキンがついた密閉性の高い保存容器なら、湿度が上がりやすいシンク下に置いてもお米への影響を最小限に留められるでしょう。
また、ガラスの保存容器は透明で中身をすぐに確認できるため、なくなりそうなタイミングなどもわかりやすいです。


・プラスチック

プラスチック製は他の素材に比べてかなり軽量で、商品のバリエーションも非常に豊富です。
大きいサイズはもちろん、冷蔵庫でも保存できるようなスリムサイズの保存容器も販売されています。
ガラスに比べて割れにくく、軽量なので水洗いの負担が軽減されるのもメリットです。
ただし、素材的にニオイが移りやすいので注意してください。


・小分けにしたいならペットボトルがおすすめ

冷蔵庫に保存したくても、5kg・10kgのお米をそのまま保存するのは難しいでしょう。
そんな時におすすめなのが、ペットボトルを保存容器にする方法です。
ペットボトルは中身を綺麗に洗ってからしっかりと乾燥させておきます。
お米をペットボトルに入れる時は、漏斗(ろうと・じょうご)を使うとこぼさず綺麗に入れることが可能です。
なお、2リットルのペットボトルには11合分が入ります。
5kgのお米は約33合分となるため、2リットルのペットボトルを3本用意しておくとすべて保存することができます。
ただし、2リットルのペットボトルに保存した場合、計量カップにそそぐ際に重量があるため難しい場合もあります。
2リットルペットボトルだと使い勝手が悪いようなら、1リットルまたは500mlのペットボトルで保管してみてください。

 

今回は、お米を正しく保存する方法や、保存容器の種類別の特徴についてご紹介してきました。
ほぼ毎日食べるお米は、適切な保存方法や保存容器を使わないとすぐに劣化してしまい、美味しくなくなってしまいます。
保存容器は素材によって特徴が異なるため、自分にとって使いやすいものを選ぶようにしましょう。
また、美味しいお米を長くキープできるように、現在の保存方法を見直して正しい保存方法に切り替えてみてください。
きっと長く美味しいお米を楽しめるようになるはずです。


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