はっぱのまんま part4 バンコク編

インドネシアで日本語教師&お気楽OL生活→東京で学生生活→そして、バンコクへ。何が待ち構えているのか?!

日本語講座の常連さん

2017-06-03 14:18:21 | タイー日本語教育
2017年後期講座1日目。

初授業は、本当ドキドキしますが・・・
名簿に常連さんの名前を発見

「先生の授業が好きです」と、
担当授業を毎回受講してくれています。
これは、教師として本当に嬉しいことです
(飽きられないようにと・・・気も引き締まりますが)

そんな常連さんのおかげで、
いつもよりはドキドキせずに初回の授業をすることができました。

第1回目の授業では、
日本人のワタシが来週までにみんなの名前を覚えられるように

タイ語の発音を日本語や英語の単語で説明したり
名前の由来を説明したり
名前とのエピソードを語ったりと

名前をアピールしながら自己紹介をしてもらいました。

なかなか面白いクラスになりました(手前味噌・笑)

ただ・・・
何と言うか「会話」というよりは「スピーチ」っぽいんですよね。
おそらく原因は「相づち」が極端に少ないこと。
という訳で、次回は、相づちの練習をしてみようと思います。
来週も頑張るぞ〜〜〜〜

初回授業前日は…

2017-06-02 19:47:17 | タイー日本語教育
明日から2017年後期の一般講座が始まります。
今回の担当は「会話中級」

この講座ですが、1回目の授業に行ってみないと
学生さんのレベルがどれくらいなのかわからない・・・と、
授業を組み立てる側からすると、結構ヒヤヒヤさせられます。

ちなみに、以前の「作文中級」では、
日本に留学経験のある方から漢字が殆ど書けないという方までレベル差がありました。
中級はどうしてもレベルに幅が出てしまいますね。

「会話中級」は初めて担当するので、
どんな感じだったかなと前期の授業を担当した先生に聞くと、
1〜2割がN2レベルでその他はN3レベルとのことだったので、
目標を以下のように設定して授業を組み立てることにしました。

① 日常的な事柄や経験、自分の意見などをわかりやすく話す力をやしなう。
② 初中級で学んだ語彙や表現を会話(で使えるようになる。

そして、実際に起こりそうな場面を想定してロールプレイをしてもらうことにし、
前半ではこんな場面を想定してみました。

1.名前をアピールして日本人に自己紹介する
2.交流会で初対面の日本人と話し、好印象を与える
3.先生を飲み会に誘う
4.友達をなぐさめる・励ます
5.タイ料理の作り方を教える
6.タイの観光地をアピールする


明日は初めての「会話」の授業。
うまく授業をマネージメントできるか・・・
どのような学生さんが来てくれるのか・・・
みんなにとって有意義な時間にできるのか・・・

初回授業前日はハラハラドキドキです。

研修終了

2017-04-21 20:41:34 | タイー日本語教育
色々重なって体調ゼッフチョウの金曜日。

ガンガンずる頭と
クラクラする体で挑む
決戦の金曜日。

「先生はいつも元気ですねー。」
「先生のようにパワーいっぱいの先生になりたいです。」

と、言われた授業後。
何だか、体が軽くなりました。

教師としてはまだ学生から教えられることのほうが多く
授業後は反省の日々ですが・・・
せめてパワフルに楽しい授業をしようと心掛けていたので
本当に嬉しい言葉でした。

来週の月曜日で今回の日本語研修の私の担当科目は終了しますが、
受講してくれたタイ人の先生方にとって少しでも役立ち、
先生方が自分たちの学校に戻った時に活かせる研修になっていることを願います。

私も日本語教師としてもっとパワーアップできるよう、
日本語教育の勉強を重ねていきたいと思います。

・・・タイ語の勉強も




子どもを育てる、ことばを育てる

2017-03-06 22:12:35 | タイー日本語教育
子どもを育てる、ことばを育てる
―子どもが自信を持って生きるための言語活動実践―

運営委員として所属しているJMHERAT(タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会)の
年次セミナーが開催されました。

インター校や日本人学校などの教育現場の授業から親が作る日本語教室の取り組み、家庭での親の経験など
ことばを育てる様々な活動の実践例を中心に発表がありました。

運営委員としてはもちろんですが、
2歳になりお喋り好きになってきたムスメを抱える一親として、
このセミナーに参加し様々な実践例を聴けて本当良かったです。
今まで子育てについて考えることの多い、
複文化複言語環境下での子育てのヒントを得ることの多い、
そんな報告の数々でした。

特にコメンテータの先生方が仰っていた以下のポイントは

「家庭内の経験を豊かにする」
「言葉を発信する楽しさに繋げる」
「価値があるから真似をする」
「自分が持っている感覚を掘り起こす」

何となく感じていたことが言語化されていて
ストンと腑に落ちました。

豊かな経験は
「伝えたい」「思い出を残したい」という気持ちを引き起こし、
それが、言語発達も促すということです。
つまり、経験の豊かさは言語の豊かさにも繋がります。


まだまとまりのある話はできないムスメですが、
「伝えたい」「思い出したい」と思えるような楽しい体験をさせてあげたいなぁと思いました。
先を色々考えて無理さすより
今この時間をムスメが「楽しい」と感じていること、
それが一番大切ですね。


本当、得ることの多いセミナーでした。
優しい目をしたコメンテータの先生方のコメント力にも脱帽し、
すっかりファンになってしまいました。
次回(8月?)が今から楽しみです!



2016前期日本語講座

2016-09-17 19:03:22 | タイー日本語教育
2016年度前期の日本語講座が終了しました。

今期は「作文」と「仕事のための日本語」の2クラスをうけもちました。

全15回の授業は…
楽しく教えられる日もあれば
うまく説明できず悔しい日もあり
また、ムスメを抱いたまま教えることもあり
……と、あっという間の4ヶ月でした。

4ヶ月、週に一度の講座でしたが
少しずつ受講生との関係性が築かれていきました。
この感覚を味わうことが
日本語教師の楽しさの一つだと思います。

高校を卒業してから
移住地を点々としてきていて
その度に思うことは
人との出会いは「一期一会」だということです。
「一期一会」は、人との出会いを大切にしようという意味です。

これまで様々な地で沢山の人と出会い
その人々に助けてもらったおかげで
楽しく充実した人生を歩めています。

だからワタシは
人との出会いを大切にし
その出会いでお互いが幸せに感じられるようにしたいと常に考えています。

4ヶ月でせっかく築けた関係性。
講座が終了したから終わり。
ではなく
これからもなんらかの形で
今回出会った受講生との関係を
続けていきたいと思います