ユーキャンの通信講座

　２年程前に通信講座で点字を学びました。視力障害の方に出会い、見えないことがどんなに不自由なことか、大切な書類まで、ゴミ箱に捨ててしまうこともある。
特に市役所からの郵便物は、封筒だけでも点字が打ってあれば、ゴミ箱に捨てることもない。と、打ち明けられた。

考えてみれば、生活の必要品すべてに点字で表示されているわけでもなく、たとえば、ビールのふたには、オサケと点字でかいてあるが、チューハイにも、日本酒にも　みんなオサケと点字で書いてある。

これでは　何が何だか分からない。レストランに入っても、御品書きが、点字で
書いてあるところは，ほとんどないだろう。

健常者の私は、そんな不便を考えたこともなかった。
バリヤフリーなんて言葉は知っていたが、生活の中でのほとんどが、バリヤーだなんて、思いもよらないことだった。

そんなこんなの中で、点字に挑戦し、なんとか、入門コースを合格できた。
読み直しが苦手な私だったが、丁寧な添削のおかげで何とか文章が打てるようになった。

今年の４月頃ユーキャンから、取材が来て、通信講座のカタログに載せてもいいですか？と声をかけていただいた。
少々恥ずかしかったが、断る理由もなかったのでＯＫした。

本日、カタログの見本が郵送されてきた。２００８年１月から、全国の書店、
コンビニ、スーパーマーケットに並ぶそうだ。

他にもたくさんの講座があり、また、何かを学びたい。
忙しくても、何かの目的があると、毎日の生活に張りも出て楽しくなる。
楽しみは、待っているものでなく、自分から、つくりだして行くもんだと思う。

感謝と感動を、人生の終わりの日まで　持ち続けたいものだと思う。