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「読んでいる本」~長編・翻訳小説を読んでいます

2022-02-21 | 2022夏まで ~本~
おはようございます。
昨日の「鎌倉殿の13人」、佐藤浩市さんの上総介が圧巻!
確かに「顔は怖い」けれど・・・w

さて、「鎌倉殿」関連の本を読みながら、
並行して、小説も読んでます。

珍しく翻訳の、長編小説が続いております。



まず、ジェーン・オースティン
『マンスフィールド・パーク』上下(岩波文庫)。
わたしの中で、オースティンは、燦然と輝く名前です。

この小説も、ずっと気になっていましたが、手頃な翻訳に出会えず・・・
こちらは岩波文庫から出たばかり、
豊富な解説付!

それこそ、20年越しの片思いがかなった気分です・・・w



「オースティン(1775-1817)作品で〈もっとも内気な〉主人公を描く」と
帯にある通り、主人公ファニーは、内気です。
でも、とっても聡明!憧れます。

おもしろく読んでいたのに、ああ、残念!
図書館に予約した本の順番が来ました。
返却期限があるので、当然、借りた本を読むのが先になります。

自前の『マンスフィールド・パーク』は、しばし中断。



優先したのは、リュドミラ・ウリツカヤ『緑の天幕』(新潮社)。
わたしの中で絶対的な信頼の叢書、「新潮クレスト」の一冊です。

「ソ連とは一体何だったのか?ロシアを代表する人気作家の大河小説、
ついに完訳!」と帯にありました。

大河小説にふさわしく、720頁!

プロローグは、1953年、スターリンが危篤になった時です。
そこから、ソヴィエト崩壊を描くとしたら・・・
そりゃ長くなりますw

ただいま、読んでいるのは、半分を超えたあたり・・・
時代は1980年代に入りましたw まだソ連は健在ですww

これだけの長さでも飽きません。

3人の幼なじみの少年を中心に、3人の少女をはじめ、
さまざまな人たちの人生が交錯し・・・
それぞれが魅力的だから、むしろ、どんどん引込まれいます。

もちろん、背景がソ連ということも大きいでしょう。

密告、失脚、収容所、地下組織・・・
そんなミステリーめいた単語が、声にせずとも、市井の中にある・・・
その緊張感と恐怖たるや、いかばかりかと・・・

それでも、人は生きている、それぞれの心を抱えて・・・
わたしと何ら変わりません。

折しも、今、世界は、ソ連、いえ、ロシアに注目しています・・・
ウクライナ侵攻の不安に、女子フィギュアのドーピング疑惑・・・

そういった話題を耳にしながら、『緑の天幕』を読んでいます。

読み終わったところで、また感想文をアップするかもしれません。
その折りは、どうぞ、また、お立ち寄りさいませ。



北京オリンピックも、昨夜、閉会。
その感動覚めやらぬ今だからこそ・・・
恐ろしいことが起こらないよう、祈るばかりです。

本日もおつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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