おとなのピアノ・・・
中学生で、先生から三行半を突きつけられ、
ピアノは「ツェルニー30番」どまりの、アラカン主婦です。
それでも、大病をきっかけに、また弾きたくなって、
7年間、レッスンを受けてきた・・・というのが
昨日の「おとなのピアノを始めた日」でした。
本日は、今まで挑戦してきた、おとなが満足できる
中級レベルの曲目を、まとめておきたいと思います。
どうぞ、おつきあいくださいませ。
(我が家に御年54歳のピアノがやってきた日)
中級レベルといえば、
小学校の高学年から中学生くらいでしょうか。
こちらは、アラカン中級者。
年齢を重ね、それなりに人生経験を積んだ大人です。
それで、小学生と同じ曲を弾くというのは・・・
悲しすぎるというモノ。
オトナとしては、切々と心に響き、
かつ、それなりの聞き映え、弾き映えがほしいです。
・・・ということで、この7年間、レッスンした中から、
オトナも満足できる、中級レベルの曲を、
ご参考までに、紹介いたします。
なお、各曲は、動画や視聴サイトとリンクさせました。
ご存知ない曲は、ぜひお聴きになって下さいね♪
中級レベルの子どもさんが発表会で弾く定番曲らしいw
人生の厳しさを知る、オトナだからこそ浸れる曲でもあると思います。
フィンランドの厳しくも美しい風景が浮かび上がるようで、大好きです。
言わずと知れた中級者向けショパン様の名曲。
弾いてみると、聴くよりも奥深い曲で、びっくりしました。
ヴァルデモーザの修道院でのショパン様の苦しい日々が蘇るようです。
中学生くらいだと、「この曲は暗すぎる」と嫌がるのだとか。
ショパン様が亡くなる3年前の曲だけに、憂いに満ち満ちて・・・
秋冬に、オトナが情感たっぷりに弾くのにふさわしい曲では?
★難曲揃いのショパン様ながら、
「ワルツ」ならば、、技術的には取りかかりやすく、
中級でも、チャレンジできる曲が多いと思います★
牛田智大さんのアンコールで聴き、すぐに楽譜を買いに走りました。
美しいメロディラインに、うっとりできます。
それにしても、12歳で、オトナの世界を弾きこなした、牛田さんは凄い!
~「前奏曲」「メヌエット」「月の光」~
つい最近まで、つまり、今の先生に、ご指導を受けた最後の曲です。
この曲については、あとで詳しく書きますね♪
(調律中)
先生が、いつも、おっしゃっていました。
「オトナの方は、演出力がありますから・・・」
先生の真意は、「テクニックが多少劣っていても、
演出で聴かせましょう、弾いて楽しみましょう」
と言うことだと思っています。
私の場合、先生から、1番言われていたのは、
「どう弾きたいのか、気持ちは伝わってきます」でした。
つまり「演出の気持ちはわかるけれど、技術が追いつかない」
ということなのですけどねw
それでも、前述のドビュッシー「月の光」。
この曲が弾きたくて、ピアノを再開しています。
早速、習い始めて半年ほどでチャレンジしたものの・・・
全く、歯が立たず、別の曲みたい・・・挫折。
それから幾年月、
去年、再び挑戦したところ・・・
あら?なんか弾けていますよね♪
我ながらびっくり。
「ショパンや難しい曲を頑張ってきた成果ですよ」と、
先生の、ありがたい、お言葉を頂戴しました♪
その勢いで続けて「前奏曲」、
この夏は、つい先日まで「メヌエット」に悪戦苦闘・・・
今では、なんとか楽しんで弾けるようになりました。
最近は「月の光」以上に、
この2曲に思い入れを感じています♪
(4曲目「パスピエ」はリズムが苦手で、敬遠中w)
細々と楽しんできたピアノながら、
確実に、私の世界を広げてくれています♪
さて、これからは・・・?
それはまた、後ほど聞いてやって下さいませ。
長々と失礼いたしました。
お付き合いいただいた皆さまに、感謝です。
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冒頭画像の書影は、稲垣えみ子『老後とピアノ』(ポプラ社)です。
「おとなのピアノ、あるある!」として、感想文もまとめた
オススメの本です。