
洋館大好き、
とりわけ学校建築に惹かれます。
横浜市の日吉キャンパスに続き、
(→「建築さんぽ~日吉編」)
都内港区の
慶應義塾大学、三田キャンパス
出かけてみました。

注目は、演説館!(↑↓)
1875(明治8)年竣工、
国の重要文化財に指定されている建築です。
普段は非公開で、
教職員も、なかなか入る機会がないと聞きます。
そりゃあ、駆けつけちゃうでしょう♫

そもそも、近代日本で、
「演説」なる言葉を生んだのも、
福澤諭吉をはじめとする慶應社中。
それだけに建物も存在感があります
なまこ壁が印象的な和洋折衷の建築は、
いかにも明治、素晴らしいですっ!

切妻屋根の玄関を入れば
正面に演台・・・
創立者・福澤諭吉先生の肖像が掲げられています。

あ~、古い木造建築の匂い!
これが歴史好きにはたまりませんね~❤
フロアには
慶應の「ペンマーク」の椅子が並んでいます。
(「×」じゃないのよw)

ガラスをはめた上下窓に・・・
天井は、往時はいかばかりかという模様入り、
クロスかな(?)

明治の御代、義塾で学んだ若者の
意気込みが感じられるようです♫
胸がきゅんきゅんします❤

そして、もうひとつ非公開ながら、
今回、公開されたのが、
旧ノグチ・ルーム!↑
あの彫刻家イサム・ノグチと
建築家・谷口吉郎とのコラボだそうです。
この近辺には
ノグチの彫刻も多数、フツ~に置かれています!

(「無」制作年1950-51)

(「若い人」制作年1950)

(「学生」制作年1951)
イサムの父、ヨネ・ノグチが
慶應義塾で長く教鞭をとっていたことからの
御縁だとか・・・
(映画「レオニー」でヨネ役を中村獅童丈が好演♫)
2003年に、部屋は隈研吾氏の手を経て、
現在の場所に移築されました。
なんか、すごい名前がバシバシと出てきますw

この室内も、すばらしいのですが、
ネットにアップはできないとのことで、
遠慮しています・・・お許しあれ。
とにかく、
あまりの美しさに、声も出ませんでした。

以上は非公開の建築ですが、
1912年竣工の旧図書館(↑)は中に入ることが出来ます。
「福澤諭吉記念慶應義塾史展示館」があり、
館内も堪能できるんです!
ただいま、
展示中。
こちらについては、いずれまた♫

旧図書館をはじめ、慶應義塾には
曽禰中條建築事務所の建築が他にも残っています。

「第一校舎」↑(1937年竣工)も同じく!
う~、木が大きすぎて、わかりにくいですね~
スクラッチタイルが素晴らしいのに残念。

もうひとつ。
曽禰中條建築事務所 の「塾監局」(↑1926年竣工)
福澤諭吉が大坂・適塾時代に使った「塾監」によるそうで、
慶應義塾の事務行政全般を仕切っています。
荘厳!

新しいところでは・・・
大学院校舎↑(1985年竣工)。

図書館↑(1981年竣工)。
どちらも幼稚舎から慶應の
建築家・槇文彦の設計です。

(正門)
う~ん、新しい建築も洗練されていますが、
わたしは、やっぱり歴史の感じられる、
古い校舎や図書館が良いかな・・・
実際に使う立場の学生だったら、
逆の意見を言うかもしれませんがw
長くなりました。
この日は、他にもキャンパス内で
ワクワクしています。
そちらについては、いずれ近いうちに。
また、お立ち寄りいただければ、とっても嬉しいです。
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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
「三田・建築」(慶應義塾大学アート・プロムナード)など
いただいた資料を元に記事をまとめました。
まちがいがございましたら、どうぞお許しくださいませ。
世界中に「優しい風が吹きますように」
今日も眼福!眼福!それに加えて本当に勉強になりました。そして、何より凄い名前がどんどん出て来るではないですか。隈研吾の建築物の一つに素晴らしい思い出が有り、隈研吾と聞くと、惹き付けられてしまいます。本当に楽しみながら学びました。有り難うございました!なおとも
コメントをどうもありがとうございました。
眼福ですよね~
とっても良い時間を過ごしてきました。
隈研吾氏は、お小さい時を横浜市内にお住まいだったそうで、
想い出話などを読むと、よく知っている土地がでてきて、勝手に親近感を抱いています。
なおともさんの隈研吾建築の想い出、いつか伺わせてくださいね♫
楽しみにしています。