母･80歳の決断

土曜日、五島列島行きをキャンセルした後、

（→前記事「まさかの欠航！」）

母を家まで送っていきました。

私達の車を見送ってくれる母。

その後ろには、しっかりしたマンション、

相談にのってくれる、スタッフさんもいます。

母は、これで良かったんだなぁ・・・

いつも、母のもとから帰るときに

しみじみと感じています。

数年前、80代に入る頃、

母は実家を処分しました。

長く住んでいた土地のこと、

ご近所さんは、一人暮らしの母を気遣い、

雨戸を開けずにいれば、声をかけてくれる間柄。

けれども、

実家では小さな事件が起こっていて、

庭のイチゴやゴーヤが盗まれたり・・・

ゴーヤの時は、裏庭の奥まった場所の

外からはわかりにくい、ゴーヤカーテンから・・・、

ゾッとして、慌てて「セ★ム」したほどです。

それでも、

母は、身体が元気な限り、

あのまま一人暮らしを続けるのだと思っていました。

でも、違ったんですね。

後から母が言うには・・・

裏に住んでいた、叔父夫婦が事情で、

従妹の家に引っ越してしまい

急に心細くなったと・・・

「こんなに頼っていたんだって

自分でも驚いちゃった」と。

そんな矢先、年上の友人に誘われたのが

今の住まい。

母も、何度か友人宅を訪ね、気に入っており、

わたしも、母が褒めるのを聞いていました。

トントン拍子にモロモロが進んで、

ほどなく、実家は処分。

わたしですら寂しいのですから、

母は、もっと想うところもあったのでしょう。

三ヶ月の間に、

家を片付け、新居の準備に追われながら、

ときに情緒不安定で泣き出され、びっくりしたことも。

あれから、もう数年・・・

幸い、母は、お仲間と楽しそうに

暮らしています。

それは幸せなことですが、

ゴハンも作らない、安心安全の暮らしが、

母を、急激におばあちゃんにしたのだと思っています。

これで、良かったのかしら・・・？

正直、おばあちゃん化していく

母に会う度に湧き上がる疑問💦

でも、最近は、

良かったのだと、心から思うようになりました。

首都圏で14件も起きている連続強盗事件

（→「東京新聞」）

ついに今週は、市内で命を奪われた方まで・・・

しかも、夫や私にとっては近しい町でのことに、

震え上がりました。

この事件が続いているだけに、

土曜日、送っていったときに、

母の住まいが、いっそう心強く思えたのです。

ついでに言うと・・・

母より一回りも年上の義両親も、

母に影響され、

ほぼ同じ頃、サ高住へ引っ越しました。

もしも、あのまま二人で暮らしていたら・・・？

いかにも昭和レトロな古い家に、老夫婦、

犯罪者から恰好のターゲットとなったでしょう。

義両親と敷地内別居だった我が家。

もしも、そのとき、隣の義実家宅での異変に、

様子を見に行ったら・・・？

巻き添えとなることだって、ありうる・・・

そんなことまで考えてしまうのは、

身近で頻発しているから。

一連の事件が早く解決されるよう願うばかりです。

我が家の周りでは、

気丈に一人暮らしを続けている

高齢の方々が、何人もいらっしゃいます。

ますます高齢者の一人暮らしだって増えるはず。

わたしたちだって、他人事ではありません。

若者も高齢者も、

安心して暮らせる安全な国を

守っていかなければ・・・

まずは、今度の衆院選挙。

しっかりと考えて投票しなくちゃね😉

📷　冒頭画像は、

実家から我が家へ移したシュウメイギク、

きれいに咲いています。

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長々と、おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

世界中に「優しい風が吹きますように」