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「歴史さんぽ」の案内は

2021-06-28 | おでかけ
おはようございます。
本日は鎌倉で見かけた、ちょっといい話です。
どうぞ、おつきあいくださいませ。


(「太田道灌の邸が、ここに!?」と、夫が小躍りの石碑。英勝寺前にて。)


古都・鎌倉には、たくさんの石碑があります。
中でも目に付くのが、「鎌倉町青年団石碑」。
(名前の変化は時代によって有るけれど、同じ団体と思われる)

朽木祥『月白青船山』(岩波書店)にも、中学生が、
「木曽塚」で、この石碑を読む場面があったくらい、
お馴染みの存在です。



こちらのHPによると、石碑が建てられたのは
1912(大正元)年9月から1992(平成4)年8月までのこと、
数にして80以上あるとされています。

歴史好きですから、行く先々で、この石碑を読むのは、お約束♫
いつも、へぇ~、ほぉ~っと、感心し、
しばし、妄想の世界に入っていますw


(清泉小学校前には、源頼朝邸・大蔵幕府の碑がある)


鎌倉に限らず、名所・旧蹟に置かれた石碑は、
文字が読めなくなっていることも、しばしば。
風雪にさらされ、文字が潰れたり、白抜きの文字が薄れたり・・・

ところが・・・
この鎌倉の石碑シリーズは、読みやすく、文字がくっきりしてます。

それには、理由があったのです!


(鶴岡八幡宮を出るとすぐの畠山重忠邸跡にて。)


先日、鎌倉で撮影したのが、上の写真です。

おそらくボランティアさんなのでしょう。

薄れた白い文字を塗り直していらしたのです。
6月の日差しが照りつけ、車通りも激しい場所で
白髪の男性が、腰をかがめ、黙々と作業なさる・・・

・・・頭が下がりました。


(たぶんビヨウヤナギのつぼみ。東慶寺にて)


大正時代、青年団のメンバーが設立した歴史の石碑。
当時の志が今も生き続け、こんな風に守られていることを知り、
心があたたかくなりました。

・・・ということで、ますます、鎌倉に惹かれていますw
早く、安心して街歩きができる日が来ますように!


本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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