今年もよろしくお願いいたします。
Arduino 互換 eJackino ボードを作る
Arduinoの理解を深めるため、CQ出版社刊の「アーデュイーノ互換マイコン・ボードを作る」を購入し、付属している基盤を使ってeJackinoボードを作ってみました。
完成品を購入した方が安く済むとは思うのですが、自分で作ることとPico・Miniの基板もついているということでチャレンジしてみました。
Arduinoボードを自作する場合、AVRライタによりブートローダを書き込む必要がありますが、本書によればこの書き込みをeJackinoそのもので行えるので、AVRライタを準備する必要がないとのことです。
組立前の基板
基板裏面(半田面)にはJR秋葉原駅のイラストがプリントされています。
組立
背の低い部品から取り付け順次背の高い部品を取り付けていきます。
ブートローダ書き込み用のケーブル作製
完成写真
ソフトウエアのダウンロードとインストール
Arduino開発環境 (Arduino-0012-win.zip を http://www.arduino.cc/ よりダウンロード)
Arduino開発環境は頻繁にバージョンアップしており現在は Arduino0022 になっていますが、本書で解説されているarduino0012を使用しました。
AVRライタソフト(serjtag-0.3.zip を http://www.eleki-jack.com/ejackino/ よりダウンロード)
eJackino用serjtag修正ファイル他
(eJackino0012.zip http://www.eleki-jack.com/ejackino/よりダウンロード)
それぞれのソフトを解凍した後、Program File にインストールしますが、詳細は本書を参照ください。
通電テスト
準備
・USB変換モジュールの装着
・USB変換モジュールのJ2ショート・プラグを外しeJackino基板上の PWR-SELピンヘッダのUSB側に装着
・X4ピンヘッダのRX,TX,RSTにショウト・プラグを装着
・ICソケットにATmega168を装着
テスト
eJackinoとパソコンをUSBケーブルで接続し、PWRのLEDが点灯すればOK
なお、USB-シリアル変換基板モジュールのJ1ピンは 2番ピンと3番ピンにショウト・プラグを装着します。
本書の写真には誤りがあるようです。(詳しくはhttp://www.eleki-jack.com/ejackino/を参照ください)
ブートローダの書き込み
ブートローダ書き込みケーブルの装着
・eJackinoとパソコンをUSBケーブルで接続
・C:¥Program File¥avrduse-serjtag¥binary開く
・ブートローダの書き込み準備のチェック writer_test.batを実行
・ブートローダの書き込み burn_bootloader.batを実行
書き込みが始まり基板上のL-LEDが点滅します。
実行中の画面はコマンドプロンプトのウィンドウが開きます。
ブートローダの書き込みが終了した画面で、efuseの値が 00、hfuseの値が dd、lfuseの値が ff、lockの値が、0fであればブートローダは正しくかきこまれました。
quitを入力して終了します。
・パソコンとの接続を外した後、ブートローダ書き込みケーブルを外します。
以上でブートローダの書き込みは終了です。詳細は本書を参照ください。
再度USBケーブルを接続すると基板上のL-LEDが約1.5秒間隔で点滅すればeJackinoは完成です。
USBシリアル変換モジュールの改造
eJackinoにシールドを増設した時に、USB変換モジュールのジャンパーピン2個がシールド基板と干渉するようなので、ジャンパーピンをモジュール基板の裏側に付け直しました。
これによりシールド基板を干渉なく増設することが出来るようになりました。
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