通称 山梨ZERO研究会 (旧OLぷー子 れきし文化荘203号室)

街に残る何気ない文化や歴史をぶらぶら探索追及。趣味と実益を兼ねたぷー子の日記です!

あら、こんなところに鎌倉街道が

2019年10月27日 | 歴史・街・文化財
鎌倉街道🚶‍♂️
古都鎌倉に繋がる道のことを言いますが、現在にいたっても各地に鎌倉街道(鎌倉みち)と呼ばれる道路が残っています。

甲府盆地から鎌倉へ抜けるメインルートは、古代の官道と同じ「甲斐路」(現在の国道137号)だったと言われています。

しかし!盆地のど真ん中、中巨摩郡昭和町にも、実は「鎌倉街道」と呼ばれる道があるのです🤔

場所はこちら🤞

昭和町の紙漉阿原から、河東中島。
だいたい身延線の常永駅から国母工業団地間の東西の道です。(県道でも国道でもありません。なんでだろ。)

現地にはここが鎌倉街道と分かる碑が残されています👏

住宅の片隅に。ちょっと寄ってみましょう。


旧かまくら街道と示されております。
昭和48年銘なのでそんなに古くはないですね。おそらく周辺の宅地化や工業団地の造成がはじまり、伝承を残したいと思ったんじゃないでしょうか?

道はこんな感じ👇

だいたいまっすぐですが、1車線です。

ちょっと歩くと、昭和町教育委員会さんの看板がありました!


わかりやすくていい看板ですな🔆

すべての道はローマに、、、ならぬ鎌倉に続く!?
そんな中世の光景を目に浮かべながら、古い道を歩いてみるとおもしろいかも👐

久萬

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登録文化財勝沼堰堤 なかなかやるなぁ~

2019年10月26日 | ぶらぶら日記
山梨県甲州市勝沼町岩崎にあります勝沼堰堤は、基礎の一部にコンクリートを使っていることから、我が国初のコンクリート堰堤と言われてます❗

大正4年から大正6年にかけ、内務省直轄砂防事業として大正6年に2年の月日をかけて完全🎊

蛇行した日川に堰堤を造り流路を変え、岩盤を掘削のえ石敷の河床や擁壁を造りました。

堰堤幅38.5m、岩盤上河道幅45.5m、堤高19.4m。
地形を巧みに、自然と技術が融合した独特な構造が高得点‼️
カッコいい‼️
さらに地域の自然と歴史を感じさせる一品。

しかも、施工中に水の流れを迂回させるバイパス手術も凄い。
勝沼一帯は秋の観光シーズン真っ盛り
近くにお出かけの際は、チョットでも寄ってくださいな~



 


 


写真の赤矢印が吐水口
黄色は石積み構造物




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メモです

2019年10月25日 | つぶやき・案内
山梨ZERO研究会

モダン考古学研究会

ネオ山梨郷土研究会

伝統文化研究会

これからの山梨の考古学を語る会(通称ヤマコー)

山梨研究 ーthe beginningー (通称ヤマケン)

山梨EXIT研究会(イグジット:遺跡を愚直にじっくり取り扱う)

郷土研究をたしなむ会

巨山八都研究会(通称キョザンハット研)

BNAP(通称ぶなP:ブランニューアーキオロジーパーティー)


久萬

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ひあわい?ひや? 皆さん知っていますか?

2019年10月24日 | ぶらぶら日記
みなさん、「ひあわい」って知ってますか❗
不肖プー子 本日初めて知った言葉💦

今日、山梨県市川三郷町在住の知人と町を歩いた際に、「ひや」という言葉が出現。
当然、ひや?それ何? ってなりますよねぇ~👂

で、知人が案内してくれたのが下の写真。
ようは、路地とか小路のこと。

日本方言辞典によれば、

ひあわい【庇間】
(1) 家と家との間の細い空き地。日の当たらない狭い通路。路地。

特に、市川三郷町では通路と水路がセットのようで、町道の扱いとなっています。
いわゆる法定外共用物の赤線青線かな。

赤線は、赤道、赤道、里道とも言われ、道路法の適用外の道路

青線は、公共用の普通河川、小河川、水路、ため池で、河川法、下水道法などの法令管理規定外の川

誰でも通行、河川利用(取水、洗濯など日常利用)できるもの

で、実際に通行したら、狭くて、人の家の庭先を通行する感じで、不思議な気分😱
迷路みたい☝️

でも、日常生活では便利な抜け道でありコミュニケーション空間
古き良き文化ですね❤
プー子の住む東京でも、路地は沢山あったけど、またチョツト違う感じかな
部分的に整備もされていて、大変感じの良い市川三郷町でした❗

ちなみに、方言では「ひや」は以下の言葉があるようです。

《ひあい》 青森県、新潟県佐渡、長野県下水内 愛知県東加茂郡 兵庫県西宮 島根県美濃郡
《ひよーい》 長野県佐久
《ひや》 広島県芦品郡
《ひあさえ》 新潟県佐渡
《ひあいこ》 青森県三戸郡 岩手県上閉伊郡 宮城県栗原郡、登米郡
《ひやこ》 岩手県岩手郡、秋田県平鹿郡
《ひえこ》 青森県上北郡
《ひあっこ》 岩手県気仙郡、神奈川県津久井郡
《ひしぇあっこ》 岩手県気仙郡
《ひしぇあこ》 岩手県上閉伊郡
《ししゃわい》 山形県西村山郡、新庄市
《ひやっかい》 静岡県田方郡
《へやっかい》 山梨県
《ひやっけー》 埼玉県秩父郡、神奈川県津久井郡
《へやけー》 山梨県北都留郡
《ひやべ》 長野県上田、佐久
《ひゃべ》 長野県佐久



整備された河と道

河と道

合流点かな?

お花も置いたり

整備された部分もありましち



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粘土節 会ってみたいぜ!お高さん

2019年10月23日 | 歴史・街・文化財


盆地という土地柄、山梨の人々は水害に悩まされてきました😣💦⤵️

そんな水害の歴史のなか、信玄堤に代表される武田信玄らの治水事業は有名です。

で、今日はもう一人の有名人
お高さんを紹介

明治18年、大きな水害に見舞われた山梨県。被害を受けた釜無川では7年かけて堤防を治したり、築堤したり。
でも、築堤作業はとても重労働💦

そんな時、現在の山梨県中央市山之神から
築堤作業に来ていたのが児玉治右衛門の次女お高さん(おたかやん)。

彼女の歌う粘土節はとても上手く、作業歌にあわせ築堤はリズミカルに進んだようです。
いわゆる、木遣り歌だったのでしょう。

歌声も杵を打ち下ろす姿もひときわ美しかったようですが、明治23年3月、藤巻茂三郎さんと結婚。
築堤現場から姿が消え、みな意気消沈
昭和7年に亡くなり、現在は、中央市妙泉寺に眠っています。

粘土節は地域民謡として、市指定文化財となり、現在もYouTubeや田富北小学校近くの公園で自動音声ガイダンスで聞くことができます。

歌詞
粘土お高やんが
来ないなんて言えば
広い河原も真の闇
ハアゴッション、ゴッション(繰り返す)

粘土つくにも
紅おしろいで
かたい石やさんをまよわせる

きたら寄っとくれんけ
あばら家だけんど
ぬるいお茶でも熱くする

行ってごらんよ
釜無の土手に
粘土お高やん日よけ松

粘土お高やんの
歌声聞けば
重いピール(トロッコ)も軽くなるよ

  写真・参考 中央市案内板
  位置 中央市, 山梨県
https://maps.app.goo.gl/TroCUjDYSBvGjtY4A
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