先日訪れた奈良県立民俗博物館では、大和の郷土料理として「茶粥」が紹介されていました。
何度もこのブログで紹介されてる「おかいさん」のことですね。
自分は今でも毎朝のように食べておりますが、
同僚に尋ねると、「え~、今でもそんなんあるん?」
と言われる始末です。
貰ってきたパンフレットに載っていた写真です。
3枚目の写真に写っている茶色い袋は「茶ん袋」といって、
ここに2枚目の写真に写っている粉状に挽いたほうじ茶を入れて、お粥を炊くのです。
袋は何度も使うので、だんだんとまっ茶色になります。
これを知らないで嫁いできた嫁が、台所に干されていた茶ん袋を捨てて、
嫁姑のいざこざがおこったと耳にしたことがあります。
近くのスーパーには粉のほうじ茶なんて売られていないので、
番茶をお茶用の紙パックに入れて炊いております。
最後の写真の一番下の段の真ん中が以前にも紹介した、はったい粉を混ぜた茶粥です。
で、今茶粥を食べることのできる食堂を調べてみました。
桜井駅の近くにある「いにしえ茶屋」
この店は桜井らしく、三輪素麺を使った素麺・にゅうめんも有名です。
奈良パークホテルにある「大和料理萬佳」。
ここは公共交通機関で行くのはなかなか大変で、
近鉄、JR奈良駅から、一時間に一本の学園前駅(南)行きで「阪奈宝来」下車すぐ。
予約していれば、ホテルのバスで迎えに来てくれます。
あるいは大和西大寺駅からタクシーってのもありですかね。
奈良ロイヤルホテルにある「日本料理 竹の家」。
ここは、近鉄新大宮駅から歩いて10分ほど。
近鉄、JR奈良駅を結ぶホテルのシャトルバスが一時間に二本あります。
まあ、このほかにもいろいろな店で茶粥は食べることができますがね。
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