涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

平城宮跡資料館秋季特別展:地下の正倉院展 -木簡学ことはじめ-

2013年10月27日 | 奈良

 

平城宮跡の西にある平城宮跡資料館で今開催されているのは「地下の正倉院展」です。

奈良文化財研究所は老朽化が進む現在の庁舎を建て替え、2016年に完成予定です。
平城宮跡のすぐ西にある庁舎は、1964年に県立奈良病院として建設され、
病院の移転にともない1980年から奈文研が使用しているそうです。
築約50年が経過し、床や壁にひびが入るなどして地震による倒壊の危険性があるほか、
32万冊に及ぶ図書で施設が手狭になったため、建て替えを決めたとか。
新庁舎は地上4階建て(地下1階)の総床面積約1万平方メートル、現在の約1.5倍となるそうです。
工事中の研究所の機能は平城宮跡内の空き地に建てるプレハブ2棟に移し、
現庁舎の解体後、跡地の発掘調査も行とのことです。

奥に見えているのが老朽化進む奈文研の庁舎。
でその両側にあるのが仮設のプレハブ棟。

まず常設展。
奈良時代の役所、大極殿のくらしが展示されています。
ちゃんと、椅子と机で仕事をしていたんですね。
書き損じたり、再利用する木管は小刀で削っていた様子がわかりますね。
ベッドで寝ていたのも意外。

  
   

これらのほか、出土した土器やらなにやら、多くの展示があります。

特別展では実際の木簡が多数展示されています。
ゴミ捨て場に捨てられた木簡の上に湿った泥がかぶせられ、
その為に酸化が進まなかったために、木簡が保存されたということです。
発掘した木簡を洗浄して、水分を樹脂と置き換える作業も、別のところで紹介されています。

  
  

一通り見て、休憩スペースで一休み。

すると、そこにいた人がパンフレットらしいものを持っていて、聞いてみると入り口にあるということで、もらってきました。
これ凄くわかりやすくていい。

この特別展は第I~III期に分かれているようなので、このパンフレットを熟読して、また来てみようと思います。

 

そうそう、ここの資料館は写真撮影OKなのです。
ただし、ストロボ撮影はNG。

自分が写真を撮っていたら、別の見学者の初老の女性から
「あんた、写真撮ったらあかんやろ!マナー知らずやなぁ。ほんまに最近の若い人は困るわ~」

って、そっちが無知なだけやん!と思ったら、職員さんが説明してくれて、
で、とたんにスマホで写真を撮りだして・・・

そうそう、県立美術館でも、今回は写真撮影OKゾーンがあって、
あの写真はそこで撮ったものです。



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