なんやかんや言っているうちに、平城遷都1300年祭の平城宮跡会場の秋のイベントが明日終わりです。
今日は「古代行事の再現『蹴鞠』」を見にいってきました。
「蹴鞠」といえば、大化の改新を起こした中大兄皇子と中臣鎌足が出あうきっかけになった行事ですね。
皇子の脱げた靴を鎌足が拾って差し上げた、とか。
いい天気なので、きっと大混雑するだろうと思って、開始1時間前にいったのですが、
そこそこの人出にしかすぎませんでした。
会場となる部分を「こんだら」で舗装している途中。
あ、こんだら、じゃあないですね。
小さい頃、巨人の星の歌で「思い込んだら」を「重いこんだら」と誤解していて、
ローラーを「こんだら」と思っていたやじです・・・
会場設営中。
三箇所に会場が設営されていました。
一つ一つの四隅に立てられているものも微妙に違うんですね。
一番最初の写真が飛鳥時代の蹴鞠(飛鳥蹴鞠)、その次の写真が奈良時代の蹴鞠(万葉蹴鞠)、
そして最後の写真が平安時代の蹴鞠(平安蹴鞠)。
それぞれの異なる時代の蹴鞠、ルールも衣装も違うんですね。
初めて知りました。
その上、蹴鞠を実際に見るのは初めて。
毎年奈良県桜井市の談山神社で行われているようですけど。
飛鳥時代、奈良時代、平安時代の蹴鞠のプレーヤーです。
衣装の違いは明らかですね。
天理大学雅楽部のみなさんによる雅楽の演奏もありました。
実際の蹴鞠に使う鞠は、手前の白い鞠です。
鹿の皮で作られている鞠だそうです。
飛鳥時代の蹴鞠。「オウ」と声をかけながら鞠を蹴り、
「ヤ」という掛け声をかけて貼られた縄の上を鞠が越えたら1点です。
鞠を落とすと交代。
青組みと白組が交互に行い、合計点数を競います。
靴はなんと鹿の毛皮の靴。
元Jリーガーの柳本啓成さんも飛び入り参加。
こちらは奈良時代の万葉蹴鞠。
左方と右方の二チームが一つの鞠で争います。
鞠を落としたり、ゴールすると一点。
平安時代の蹴鞠は、とにかく儀式的です。
他の時代と違って鞠を樹の枝に挟んで持ってきて、
とにかく鞠を蹴るまでが長い長い。
競技の前にウォーミングアップなどもあって、ちょっと蹴っては鞠の具合を独りずつ確かめて。
激しい動きもなく、雅な感じ。
終わったあとも中央に鞠を置いてお辞儀。
昔の人はこんな遊びで一日中楽しんでたということですが・・・
これまた画像は30日限定のデジブックに。http://www.digibook.net/d/0f05cbd3919b92112e30d6d7c09df117/?viewerMode=fullWindow
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