クリント・イーストウッド監督が描く硫黄島の悲劇。
最初は世界的に有名なあの1枚の写真に隠された真実、
そしてその写真によって英雄に祭り上げられた若者の運命を描いた
「父親たちの星条旗」だけが製作予定だったらしいのですが。
イーストウッド監督は製作にあたって硫黄島での戦闘を調査するうちに、
「父親~」では戦闘の一面しか描けないと考え、
圧倒的な戦力で硫黄島へ攻め込んだ米軍に立ち向かった日本人のドラマを制作しようと決意。
そして生まれたのがこの「硫黄島からの手紙」であるらしいです。
二日連続で仕事をカバーしてやったので、今日の午後フリーになったので、
橿原市のシネコンへ行ってきました。
平日の午後という事もあって、来ているのは老人ばかりです。
おじいさんたちは、自分の戦争体験と重なるのかすすり泣き、
おばあさんたちは夫を戦争に送った体験と重なるのかすすり泣き。
自分は、こんな戦いがあったのかに心打ちのめされ。
映画館での大音量の爆撃の音にも打ちのめされていました。
主役は渡辺謙かと思いきや、ジャニーズの二ノ宮和也でした。
たよりない、下級兵士の役割を実に自然に演じていましたね。
バロン西を演じた伊原剛志も温厚そうな兵士を好演。
中村獅童は軍国主義に凝り固まった厳格な海軍中尉。
上司の命令に反発し、結局一番情けない生き方をしてしまう。
私生活と重なって、ちょっと笑えます。
で、気になったのは、無名(?)の松崎悠希さん。
目が大きくって丸顔で髭面で、ス・テ・キ
はたしてこれはハリウッド映画なのか、日本映画なのか。
ハリウッド監督が製作した日本人による日本映画と理解してよいのでしょうか?
渡辺謙演じる栗林忠道の伝記は新潮社から出ています。
「散るぞ悲しき」(梯久美子著)
一度読んでみないと。
大きくもなっていないようなので、また経過を追ってみてゆくそうです。
肝心の採血データはCD4が急に増えてきています。
ただ、そのせいで肝機能が少し悪化気味。
でも元気だし、黄疸も出ていないのでこのまま経過を追ってみてゆくそうです。
とりあえず、改善している事に一安心です。
ご心配かけてすみませんでした。
次の受診はDiasporaさんが手術を終えてから。
手術うまく行きますように。