先日訪れた時には出演者の体調不良が何例か出ていたので休演になっていた夏休み文楽特別公演。
そんなことがあるなんて今まで経験が無かったので劇場に着いてから初めて中止を知ったのですが、
今回は事前に電話で確認して出かけてきました。
文楽劇場友の会の会報。
表紙の写真は夏祭浪花鑑の団七九郎兵衛です。
今回の公演のちらし三種類。
第一部は親子劇場。
「かみなり太鼓」と「西遊記」
第二部は「名作劇場」
「妹背山婦女庭」
通し狂言ということですが今回は四段目。
そのほかの段は前回の四月公演で出ています。
第三部はサマーレイトショー
演目は「夏祭浪花鑑」
さて近鉄電車で日本橋へ。
そこから徒歩数分で劇場に着きます。
文楽の公演会場と違う小ホールでは素浄瑠璃の「色彩間苅豆」が行われているようです。
清元「かさね」初演200年記念の公演らしいです。
劇場内正面にある今日の公演の芝居絵。
1階にある売店でプログラムを購入。
表紙の布の柄は妹背山婦女庭訓のお三輪の衣装です。
2階に上がるとそこが文楽公演の劇場入り口横にスタンプが二つ置かれています。
その隣には夏祭浪花鏡の長町裏の段の団七九郎兵衛の絵画。
劇場内、宙乗りに使われると思われるワイヤーが上方に。
一部の西遊記とかみなり太鼓で使われたようですね。
二部と三部の幕間に、二階のロビーにある「文楽茶屋」で「文楽弁当」を買ってロビーで食事。
二部と三部の間は三部のチケットを持っていればロビーでいることができます。
チケットの確認に職員さんが回ってきます。
二階ロビーには「妹背山婦女庭訓」に関する展示があります。
お三輪は酒屋の娘なので酒樽と杉玉。
お美和の人形。
今後の公演は今週末の「文楽素浄瑠璃の会」
聴きに来たいけど開演が土曜の午後1時。まにあわないよなぁ。
そして次の文楽公演の案内が出ていました。
一部に「双蝶々曲輪日記」。
昭和最後の京都南座で初めて歌舞伎を観た時に出ていた演目。
故坂田藤十郎(当時中村扇雀)、故中村富十郎、故澤村宗十郎、故上村吉弥さんが出ていました。
全てお亡くなりになりましたね。
その時は相撲場と引窓。
三部の「冥途の飛脚」。近松門左衛門作なのですが、歌舞伎ではその改作「恋飛脚大和往来」がよく出ますね。
さて、これから帰ろう。
明後日から仕事だ。