涙と笑いのHIV奮闘記Ⅳ

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れと下肢の筋力の衰えとも戦っています。

福田美術館

2021-12-23 09:50:30 | 絵画

今、福田美術館と嵯峨嵐山文華館とで開催されいるのは「木島櫻谷 究めて魅せた『おうこくさん』」
先日顔見世興行の幕間に訪れた銀行で嵯峨嵐山文華館の招待券を2枚いただいたのでやってきたのです。

新出約50点を含むかつてない規模の櫻谷展


近代の京都画壇を代表する巨匠・木島櫻谷(1877-1938)。近年、動物画を中心に日本画ファンの枠を超えて人気が高まっている画家ですが、本展では各地から発見された新出作品52点、文展・帝展出品作品を含む合計100点以上もの作品を、福田美術館と嵯木島櫻谷(1877-1938)は、明治10年(1877)に京都三条室町の商家に生まれました。精緻な花鳥画で当時の京都きっての人気作家であった今尾景年(1845−1924)に16歳から師事し、師風を受け継ぎながらもその枠内に留まらず、動物画、人物画や歴史画までも究めてみせました。
明治40年(1907)に始まった文部省美術展覧会(文展)では6年連続で上位入賞を果たしており、文展が帝国美術院展覧会(帝展)として改組された後も、審査員を務め活動を続けました。峨嵐山文華館の二館共催で展示。櫻谷芸術の全貌を通覧できる展覧会となっております。

入館券。

館内に入ると、

どうもこの絵「駅路之春」がメインのようですね。

ここにはいろいろな鹿の絵もありました。
櫻谷氏は何度も奈良公園をおとずれていたとのことです。

京都市美術館のパスポートもお持ちだったそうで、写実的なライオン。

「駅路之春」の動物たち、目が優しいですね。

 

階段の踊り場から大堰川。

 

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今年最後の冷製パスタ

2021-09-27 20:43:44 | 絵画

朝起きて出勤しようと部屋を出ると生駒山のかなり上方に月が残っていました

今日もいい天気で生駒山の上の建造物がよく見えていましたね。

仕事から帰って服を着替えたら読売新聞の集金。

いつも通り広重の六十余州名所図会から2枚いただきました。

テーマは「橋」。

1枚目は「周防 岩国 錦帯橋」

もう1枚は「越中 富山 舟橋」
かつての神通川に架橋された舟橋は64艘の船を並べて鎖でつなぎ、
舟と船の間に板を渡して橋としたようですね。

 

そろそろ寒くなってきたので、夕食はたぶん今年最後の冷静トマトソーススパゲティー。

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読売新聞の集金と日曜版

2021-08-29 10:35:50 | 絵画

朝シャワーを浴びて朝食を食べて、居間の掃除機をかけていたら読売新聞の集金。

安藤広重の「六十余州名所図会」二枚を持ってきてくれるのですが、
今月は「水運」がテーマの様です。

・「駿河 三保のまつ原」
三保松原といえば、日本新三景の一つ。
天女が舞い降りたという羽衣伝説も有名ですね。
謡曲「羽衣」の舞台でもありますね。

・「出羽 最上川 月山遠望」
「最上河のぼればくだる稲舟のいなにはあらずこの月ばかり」と古今和歌集にも詠まれているように、
最上川流域は米沢盆地・山形盆地・庄内平野と米どころがあり、稲舟が多く往来していたようですね。

「最上河上のぼればくだる稲舟の」までが「いな(否)」を導く序詞ですね。
最上川を上り下りして行き来する稲を積んだ舟ではないけれど答えは「否」ではないよ。
会えないのは今月だけですよ。

先月の広重の浮世絵と架け替えます。

 

そして日曜版には「ニッポン絵ものがたり」として「鯰絵と江戸の災害」。

「鯰の切腹」は安政2年の作品ですがこのころは黒船が来航し、安政江戸地震が起こった年。
ナマズは地震をおこすと信じられていました。

背中に矢が刺さったナマズ、地震をおこした罪により切腹。
すると腹から小判がザックザク。
それを千両箱に詰めて被害者に渡している。
そしてその様子を、矢を放った鹿島神が見届けているという図ですね。

 

「雨には困ります 野じゅく しばらくのそとね」(歌川豊国)

地震で歌舞伎小屋が被害を受けて役者の仕事がなくなったために描かれた絵。
「暫」の鎌倉権五郎景政が鯰坊主を要石で取り押さえていますね。

「ます」が三枡であらわされていますね。

 

安政江戸地震に際して発生した大火事を描いた「江戸大地震之図」

江戸だけではなく、南海地震も起こっていましたが、大坂が大津波に襲われていたことを描いた
「大地震末代噺種(第箋・地震津浪末代噺乃種)

浅間山の噴火を描いた「夜分大焼之図」

台風による水害を描いた「小田原大海嘯図絵」

 

カメラやビデオ、スマホの無い時代に災害を描いた江戸時代の人々の技には感心させられますね。

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