B年 四旬節第二主日 2012・3・4
「イエス様」
「歴史による」
既に広く知られているように、ちょうど二千十二年前にイエス様が小さな馬小屋でお生まれになりました。その時にルカの福音書の中で書かれたように、アウグストスは当時皇帝であり、ユダの王はヘロデ、そしてキリニウスがシリア州の総督だった時にヨセフとマリアはイエス様の両親でした。そして当時の皆と同じように住民登録をする為に自分達もエルサレムにやって来ました。道の途中ベツレヘムの近くで、マリア様は身ごもられた体にふさわしい宿を見つけられず、牛や馬のいる家畜小屋で出産しました。その時に人間の可愛い男の子として、この世の歴史の中にイエス様がお生まれになりました。信仰の目ではなく、冷たい歴史的な記録によって調べてみると、イエス様は当時の俗的な世界にも大きな影響を与えた人物だったのです。イエス様はナザレで大工の仕事をしながら過ごしましたが、三〇年後父母、仕事、その他全てを残して神様のみ旨に従う為に公生活に出て行きました。イエス様はその後の三年間で神様から与えられた使命を果たして、その為に十字架に付けられて死なれました。イエス様を信じた者たちはその死と、復活の喜びと栄光を見ることが出来ました。当時の人々は貧しい人々であり、子供のような心をもった人とは違ってイエス様の事をほとんど理解しなかったと思います。ファリザイ派、立法学者、イスラエルの長老たちにとって、イエス様は革命を起こす人、ルールを守らない人、違反者、イスラエルの王になりたがっている人としてしか見られていませんでした。確かに霊的な力を持っている人だとは思っても、それは悪の力として神秘的な出来ごとを成し遂げる者だと思われていました。それでイエス様を殺すように企んでいました。一方、イエス様の言葉を素直な心で受け取った人、イエス様の言葉を信じた人は、イエス様の言葉から神様の赦し、神様の愛、神様の憐れみを覚えることが出来ました。イエス様がご自分の公生活の間に貧しい人、苦しんでいる人、病気の人、罪人と一緒に過ごすことで、言葉と行いを通して神様が望まれる人類の救いの計画を実現されました。
モヨリ神父
「イエス様」
「歴史による」
既に広く知られているように、ちょうど二千十二年前にイエス様が小さな馬小屋でお生まれになりました。その時にルカの福音書の中で書かれたように、アウグストスは当時皇帝であり、ユダの王はヘロデ、そしてキリニウスがシリア州の総督だった時にヨセフとマリアはイエス様の両親でした。そして当時の皆と同じように住民登録をする為に自分達もエルサレムにやって来ました。道の途中ベツレヘムの近くで、マリア様は身ごもられた体にふさわしい宿を見つけられず、牛や馬のいる家畜小屋で出産しました。その時に人間の可愛い男の子として、この世の歴史の中にイエス様がお生まれになりました。信仰の目ではなく、冷たい歴史的な記録によって調べてみると、イエス様は当時の俗的な世界にも大きな影響を与えた人物だったのです。イエス様はナザレで大工の仕事をしながら過ごしましたが、三〇年後父母、仕事、その他全てを残して神様のみ旨に従う為に公生活に出て行きました。イエス様はその後の三年間で神様から与えられた使命を果たして、その為に十字架に付けられて死なれました。イエス様を信じた者たちはその死と、復活の喜びと栄光を見ることが出来ました。当時の人々は貧しい人々であり、子供のような心をもった人とは違ってイエス様の事をほとんど理解しなかったと思います。ファリザイ派、立法学者、イスラエルの長老たちにとって、イエス様は革命を起こす人、ルールを守らない人、違反者、イスラエルの王になりたがっている人としてしか見られていませんでした。確かに霊的な力を持っている人だとは思っても、それは悪の力として神秘的な出来ごとを成し遂げる者だと思われていました。それでイエス様を殺すように企んでいました。一方、イエス様の言葉を素直な心で受け取った人、イエス様の言葉を信じた人は、イエス様の言葉から神様の赦し、神様の愛、神様の憐れみを覚えることが出来ました。イエス様がご自分の公生活の間に貧しい人、苦しんでいる人、病気の人、罪人と一緒に過ごすことで、言葉と行いを通して神様が望まれる人類の救いの計画を実現されました。
モヨリ神父