【神道】
◆参拝方法 其の一
以下は一般的な参拝の流れである。
神社によっては作法が異なることがある。多くの場合、その旨の表示がある。
参拝を行う日は毎月1日と15日がよいとされる。参拝する前に、本来は神の前に向かう前に心身を清める禊が必要である。
これは神が「穢れ」を嫌うとされることによるが、現代であれば、一般参拝では入浴・シャワーなどで身体を清潔にしてから参拝する心がけが望ましい。神社に到着し、鳥居や神門をくぐる際は「小揖(身体を15度折り曲げるお辞儀。会釈に相当)」するのが望ましい。
このときには脱帽し、服装もきちんと整えるようにする。
次に手水舎にて手水を使い、手口を洗う。これは拍手と神拝詞奏上を行う手口(さらには心)を清める意味合いを持つ、ひとつの禊である。手水の作法としては、
一、まず、手水舎の前で小揖する。
二、柄杓を右手で持って水をすくい、その水を左手にかけて清める。
三、柄杓を左手に持ち替え、右手を洗い清める。
四、柄杓を再度右手に持ち替え、すくった水を左手に受けて溜め、この水で口をすすぐ。口をすすぐ際には口が直に柄杓に触れないようにする。
五、これらが終わったあと、使った柄杓を洗い清めるが、このときは水を入れた柄杓を立て、柄に水を流すようにして洗う。柄杓を洗うのには次の人のための配慮という意味合いもある。
六、洗い終わった柄杓は元の位置に伏せて置き、最後に口と手を拭紙やハンカチなどでぬぐう。
七、最後にもう一度小揖する。
八、これらの作法は一連の動作で行うのが好ましい。