貝畑さんが11月13日に日本を出発して以来、2週間以上が経過しました。
その間、日本の真裏のアルゼンチンの街や南極、南極半島を少しずつですが知ることができるようになってきました。
だいたい、南極半島って、あることは知っていても全くピンと来ていませんでした。
画像説明:真ん中に南極大陸がある地図。左端にしっぽのように南極半島が突き出しています。
その先には南アメリカの最南端ホーン岬があり二つの大陸がドレイク海峡を挟んで対称形になっています。
アルゼンチンと南極は最も近いのです。(南アフリカやオーストラリアに比べて)
画像説明:南極大陸の拡大図です。左に南極半島が突き出しています。
画像説明:ネット辞書からの文章貼り付けです。
この南極半島では1957年から小規模の「冒険的観光」が行われている。安全性確保のため、
決まった海域で行われており2010年までに8万人以上訪れているということです。
すなわち、最低限のインフラは整っているということです。
画像説明:気象についての記事です。
夏には白夜になること。太陽光は赤道上より多いほど。最高温度はエスペランサ基地で記録された
17.5℃(2015年3月)。オゾン層破壊で紫外線が健康問題になっている。
しかし、今時点の南極からの報告では、著しい低温であり風雪の中でのレースとなっています。
画像説明:南極半島の地図とレースが行われている地域です。半島に寄り添うように島があります。
ここがステージです。
画像説明:上に地図の拡大図です。中央右手にエスペランサと書かれています。
ここは、アルゼンチンの基地です。
南極はいかなる国も領有権が認められていません。定住者はいないことになっています。
ただ領有権を主張する国は多いです。アルゼンチンは南極半島の領有権を主張しています。
そして、基地を持っています。
この地域に関しては、いわゆる「未開の大地」ではないのです。
だからと言って、この極寒の地でウルトラマラソンを開催するということが簡単とは、
まったく言えません。
例えば、ヒマラヤ山脈の麓に村々の存在し、またシェルパなどの支援体制が整っているからと言って、
8000m級の登山が超難関であることにかわりがないことと同じだと思います。
参加者をトップレーサーに限定しているのも安全性確保のための必要最低条件です。
時間が無くなりました。
次回は、第5ステージの報告になります。
その後にこのお話を続けたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
貝畑さんとレーサーたちにエール!