ももたろうパートナーズの短距離ランナー阿部京子です。
私は白内障というかの有名な病気にかかって生まれたので全盲でした。
当時は愛媛県松山市に住んでいたので、あちこち四国の病院を訪ねては 対処してもらえなかったのですが、根性?で京大病院に行って手術を受けたのは生後半年。
奇跡的に視力回復ですが、半年経つと人の顔が分からない弱視になりました。
そんな私は 体育が大っ嫌い。
走るの大っ嫌い!
クラス対抗リレーチームに私がいるだけで 大変嫌がられました。
久保さんとの出会いは 彼女がマラソンを始める前の、視覚障害者の料理教室でした。
ユーモアあって 優しくて 引き込まれるような魅力の賑やかなお姉さんでした。
メールアドレスを教えてもらいラッキーにもお友達に加えていただき、素敵な絆の始まりです。
それから久保さんは私をマラソンに誘ってくださるのですが、私は走るの大嫌いなので何度も丁重にお断りしました。
でもね。「歩いても良いから!」と言う甘ーい誘惑に、久保さんに会いたいと思い、ついに岡山の桃ぱへ通い始めました。
何年か早歩きをして 持病の霜焼けが良くなって、何度も倒れた?貧血ともさよなら。
今では頂いた体力のおかげで、仕事も出来ています。
当時伴走して下さった皆様には、歩く専門とか言って 走る事なくて愚痴など聞いていただき大変失礼いたしました。
ある日の事 鈴木先生の伴走者講習会に参加。
何故かモデルになってしまい、先生に「走れません」なんて言い訳する間も無く うまくリードされ走る?
え?走ってました。
それがとても気持ち良かったのです。
翌年 早島駅伝に これまた「歩く人もいるから!」なんて甘ーい言葉に乗って出場。
光藤さんに走るノウハウを伝授してもらいながら、襷を渡されてその気になって息が止まる寸前でのゴール。
走れなくても皆さんとの一体感が嬉しかったのです。
それからは調子に乗って?ゴールできたら嬉しいので、地味な三キロのコースがある県内の大会に張り切って出場し、仲間が走る時は楽しく応援させて頂いています。
皆さんは 自分が苦手で出来ないと思っていた事が 好きになった経験はありますか?
その嬉しさは言葉では表現できないくらい素敵な事でした。
弱視で60年弱生きていると、諦める事が当たり前の生活をして、けっこうしんどい事も多いので、楽しく過ごしている事に感謝です。
そしてもう一つ 視覚障害があると、コミュニケーション能力が極めて弱いのですが、桃ぱの伴走者さんやメンバーはそんな私に人の絆を広げてくれる大切なサークルなのです。
この記念すべき写真は 昨年の「鳥取爽やかマラソン」で、10年余り桃ぱに参加して、生まれて初めて上がらせてもらったまさかの表彰台です。
竹田君伴走で障害者枠で二位でした。
めちゃくちゃ嬉しい!
竹田お母さんさんが撮影して下さった家宝です♪
転載終わります。
めちゃくちゃ楽しい自己紹介ありがとうございました。
家宝をご提供いただきありがとうございました。
えーと、こんな写真を発見。
わたしもすっかり忘れていました。
市長さんと映っていました。
家宝にしてください。
2018年12月御津マラソンです。
以上です。