紋次郎と日々の出来事

骨肉腫と闘った紋次郎と保護犬の正次郎との日々

忘れない為に29

2008年07月22日 23時47分56秒 | 父のこと
先週の日曜日にお盆に出す提灯を姉と買いに行きました。子供のころこの提灯(灯篭)がある家に行き、きれいでよく見ていました。そのときはどうしてこんなきれいな物を飾っているのか、なぜ家にはないのか?意味がわからなかったのですが、今では買う立場になりました。
時期が遅かったのか、とてもお値打ちに購入することが出来、お父さんさんも喜んでいるでしょう


足湯の支度をしてくれるといってくれた看護師さん。そのときはこの看護師さんには担当の患者がいませんでした。ICUは少しでも状況が改善するとすぐ一般病棟に行くようで、常に人が入れ替わっていました。
あの泣き叫んでいた女の子もいなくなっていました(安心しました)
でもそれは出入りが激しいだけで・・・しばらくするとその看護師さんのところへ急患が来ました。その方はお父さんよりも状況がよく、意識がありましたが、ご家族への説明、患者さんへのケアなどで、とても忙しくなり、とても『足湯』のことを切り出す状況ではなくなり、ちょっと夢を見させてくれたかなぁ・・っと思いつつ、昼食をとりに母と出かけました

母はちょっと寂しそうでした・・

近くの喫茶店で昼食を取り、母は車へタバコを吸いに、私は病室に行きました。
私は足湯を本当に出来るのか、半ばそわそわしながら待っていました。看護師さんは急患で忙しそうでした・・・。

しばらくするとその看護師さんとお父さんの担当の看護師さんが来て、「ごめんね、遅くなっちゃって、足湯の用意をするからね」っといってくれました
即効、母を呼びに行きました

その間、母は車の中でタバコを吸っていました。車はお父さんの車です。母は母なりに何か思っていたことがあったのでしょう、さて病室に行こうか、っと車を降りようとしたとき、服の袖がありえない場所にひっかかって、ドアを開けないと取れない状態になったそうです。それはお父さんが、
そんなに急ぐんじゃないよ、もう少しゆっくりしていけよ
っと引き止めているようだったそうです。そして母はもう一服・・・


その間、私は母をおお捜ししていました