ここ数日バタバタしていたので、熊本で発生した地震の状況をようやく知ることになる。
地震は活断層のズレ、いわゆる直下型地震でMが大きいこと、震源が浅いことも被害も甚大となったようだ。
分からなかったのは、14日の起こったM6.5最大震度7が前震で、16日のM7.3最大震度6強が本震との気象庁の見解で、両者は異なる活断層帯で発生しているのに前も後も関係ないのでは?
映像に映る被災状況は、無惨に倒壊した多くの家屋、地面に縦横無尽に走るキレツ、大きいものは2.0m近くずれたものもある。
映像が鮮明であるのがかえって、映画をみているような非現実感を覚える。
整然と整備されたインフラが、いとも簡単に破壊されるのをみると、自然がもつ底知れぬ力を思い知らされる。
何年もかかって構築された橋梁が、一瞬で消滅している映像は言葉も出ない。
東日本大震災、福島原発事故、東日本大震災に影響を受けたと考えられる各地で発生した地震、風水害等、この国はあまりにも災害の多い国だが、それゆえ逆に災害にマヒしているともいえるのでは。
しかしもう他人事ではないような気がする。