甘辛亭日乗

BITTER with SWEET 
人生は甘くて苦く、苦くて甘い
そんな時はSOUL MUSICがしみるねぇ

国分寺2

2016年10月15日 | 日乗

1から続き。

西国分寺から国分寺周辺には、旧石器、縄文、奈良そして平安時代の遺跡、史跡跡が点在している。

小さな公園にも住居跡が再現されていた。

初めての地であることと、武蔵野の特長でもある入り組んだ道を人に尋ねながら進むと、敷地面積約25,000㎡もある奈良時代の国分尼寺跡が迎えれてくれた。

ここに来てやっと位置関係が判ってきた。

尼寺跡から武蔵野線の下をくぐり、府中街道を渡りしばらく進むと国分僧寺跡が広がる。尼寺跡にも増して広大な敷地面積を有している。

そこから少し北に行くと、崖を背負う形で現在の武蔵国分寺が建っている。

寺に向かい右手に進むと、徐々に散策する人が増えてきて、ここがお鷹の道と判明した。

人がすれ違うのがやっとという幅の小道と寄り添うように、これも幅の狭い川がつつましく流れている。

小川はホタルも生息できるはど澄んでいる。

路地端には自宅でとれた野菜を売ったり、小振りな喫茶店がある。

崖下に真姿の池があり、おそらくここが水源地と見当をつける。

このあたりは武蔵野段丘の南の端で、多摩川が長い時間かけて削りだした立川から遠くは大田区まで続く、20Km強の国分寺崖線と呼ばれている。

特に国分寺あたりは国分寺崖線の上流部にあたるので、湧水も豊富で清冽なものとなっているのであろう。

 

夕方が近くなってきたので国分寺駅に向かうが、崖下にいたので駅のある台地は当然上り坂となる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国分寺1

2016年10月15日 | 日乗

土曜日や日曜日の昼頃に車で通りかかる度に、行列ができていた新川にある味噌ラーメン専門店に行き昼食とする。

12時前に着いたが、すでに2、3人外で待っていた。

しばらく待って席に着き、この店の定番と思われるこってり系の白味噌仕立て、つれあいはあっさり系の赤味噌仕立てを注文する。

どちらも、もやしが主体の野菜がたっぷりとのっているが、極太麺が白味噌で、細い麺が赤味噌となっている。

大盛りを注文した人を見てみると、野菜がてんこ盛りとなっていて、ガテン系の人が多いのもうなずける。

看板の様子がタンメン専門と似ているのは同系列店かな。

味噌ラーメンにはあまりはずれはない。

食後、東京駅に向かう。

 

国分寺駅に降りたのは初めてか。

前から湧水地があるとの情報を得ていたので、つれあいと訪れる。

 

東京駅から中央特快に乗り30分強で到着。

駅に行けば詳しい情報は得られると高をくくっていたが、意外とないものだ。

北側に大きな森がありそうなので手始めに行ってみる。

線路沿いの道を西に進むと、だんごの輪島の看板が見えてきた。

もしかしてと思い近づくと、やばりプロボクサーのW氏の店だった。

 

都営アパートが建つ道を過ぎ入り口らしきものが見えてきたが、なんと日立の中央研究所の敷地だった。

きびすを返し駅の方に戻ると、姿見の池の案内板が建っていた。

西武国分寺線沿いの長い下り坂を降りきった所で、線路を横断する函きょをくぐる。

迷路のような小道を進むと、住宅地の中に姿見の池が現れた。

水面では、水鳥達が小さな尾を振りながら忙しく動き回っているが、水面下では大小の鯉達が優雅に泳いでいる。

池から流れ出る水路を辿るが、100m程で地中に消えていった。

 

国分寺駅を出て1時間も経たず、これで終わりなのも残念ということで、近くの西国分寺駅に行くと、駅の周辺案内板に数々の遺跡、史跡と、本来の目的であるお鷹の道、真姿の池湧水群が示されていた。

気を取り直して国分寺方面に歩き出す。

2につづく


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする