夏目漱石著『草枕』を手に取ってみた。
冒頭部分
「智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい」(文中抜粋)
を読んだ瞬間、
あーこの文章は「草枕」だったのねー。
(学生の頃習ったと思います。
先生ごめんなさい

そこからかーい

自分の浅さに呆れつつ

読み進めてみる。
いやー言葉が頭に入ってこない。。。
でも、文庫本最後に書かれていた
柄谷行人(からたに こうじん)氏の
「草枕」について、を読んで悟った。
「われわれは単に『草枕』の多彩に織られた
文章の中を流れて行けばよい。」p219抜粋
流れて行けばよい!
なんて的確な表現だろう。
じっくり読むと、なんだか読む気しなかったが
流れて行けば、なんとか読了できた。
皆様も一度、文章の中の流れに身を任せ
読んでみてくださいー!