もんぱの北海道たより

現在、北の大地在住。寒がりのうちなーんちゅ(沖縄県人)が、日常のあれこれ!!書いています。

文章の中を

2018-04-07 14:35:55 | 本ネタ

夏目漱石著『草枕』を手に取ってみた。

冒頭部分

「智に働けば角が立つ。

情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

兎角に人の世は住みにくい」(文中抜粋)

を読んだ瞬間、

あーこの文章は「草枕」だったのねー。

(学生の頃習ったと思います。

先生ごめんなさい)

そこからかーい

自分の浅さに呆れつつ

読み進めてみる。

いやー言葉が頭に入ってこない。。。

でも、文庫本最後に書かれていた

柄谷行人(からたに こうじん)氏の

「草枕」について、を読んで悟った。

「われわれは単に『草枕』の多彩に織られた

文章の中を流れて行けばよい。」p219抜粋

流れて行けばよい!

なんて的確な表現だろう。

じっくり読むと、なんだか読む気しなかったが

流れて行けば、なんとか読了できた。

皆様も一度、文章の中の流れに身を任せ

読んでみてくださいー!