星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

鋼鉄番長@大阪公演 観劇メモ

2010-12-06 | 観劇メモ(演劇・ダンス系)
劇場      シアターBRAVA!
観劇日時    2010年12月4日(土) 12:30開演(15:45終演)
座席      2階H列

<キャストなど>
作・演出:いのうえひでのり 

三宅弘城:兜剛鉄      坂井真紀:浅見山サツキ 
高田聖子:権田原ユカ    粟根まこと:灰汁根醤太郎
河野まさと:井尻亀吉    田辺誠一:土方夢知彦
古田新太:天王子天牙    右近健一:九竜伊崎教頭
逆木圭一郎:蟹江田刑事   村木よし子:ゲソ子
インディ高梁:業村/不良   山本カナコ:ギャルカナ
中谷さとみ:三田リカ    保坂エマ:沢々尻モニカ
村木仁:真毛校長/ネエ子 
磯野慎吾:与作/不良  
吉田メタル:ジャイアント吉田/不良  
川原正嗣:伊賀ジェット/不良/特殊装甲機動隊員
前田悟:甲賀ハルク/不良/特殊装甲機動隊員
武田浩二:不良1/特殊装甲機動隊員
藤家剛:不良1/特殊装甲機動隊員
西川瑞:ちから太郎          


<あらすじ>
年齢不詳の高校生のワルどもが集まる“聖アンガー学園”。
そこは“学校”の名を借りた超極悪犯罪組織だった…。
この悪の巣窟にたった一人で乗り込んだ男“兜剛鉄”
(かぶとごうてつ)。自業自得で全てを失い、そして成り行き
で鋼鉄の体を手に入れた不死身の男!
スケ番、エロ教師、謎の忍者、様々なワケのわからない人物が
入り乱れ、ズッコケるドタバタ学園アクション。
平均オーバー40の出演者が、その衰え行く肉体にムチ打ち、小
学校六年生レベルのギャグに、ありったけの知恵を絞って挑む!

(公式サイトより)





昨日が大楽。もう公演が終了しちゃったんだね。
私が観劇したのはその前日の昼。

じゅんさんが腰痛のため降板。なるしーも!
最初にそれを右近さんのツイートで知り、休演&ダブル代役の激震が
走ってから1カ月あまり・・・ようやく観劇できました。
劇場に着くと、当初もらっていたチラシとは違うビジュアルの看板が。
「俺が2号だ!」
橋本じゅんさんに代わって登場の「兜剛鉄」は三宅弘城さん。
新感線の舞台では『アオドクロ』のカンテツ役の印象が大だったけれ
ど、今回の「兜剛鉄」はダントツのインパクト。
いやー、三宅マン、カッコよかったわー!

で、何よりも感じたことは、チーム新感線の結束力。
劇団員ひとりひとりにカンペキにアテ書きされたとわかる役を、全員
がフル出力でやってのけることのすごさ。そのパワー。
この年齢でこの動きはほんまに尊敬してしまう~。
もしかしてここで笑うとヤバイんチャウ? 女の子として(笑)。
というような明らかな男子向けギャグにもこの際、かまわずグハハと
笑わせてもらいました。

目にタコ焼きが刺さった兜剛鉄、とか。
剛鉄の原動力が単三電池で、ようやく見つけた電池が「単二だ」とか。
ヘンなとこにくっついたタコ焼き、とか。
ちょっと痩せたことをネタにされていた、黒幕の天王子天牙、とか。
真毛校長とネエ子が同時出演できないことを諭したり、灰汁音が無言
の台詞を勝手に増やしたことにツッコミを入れる天王子天牙、とか。
「君は」という出だしの歌詞だけ「飛び出せ青春」まるまま、とか。
飄々としたはじけキャラ、けっきょくどこのひと?な井尻亀吉、とか。
剛鉄の○間にフウフウ風を送ってプロペラ回すサツキちゃん、とか。
(スケバン刑事な坂井真紀さん、あまったるいトーンの土佐弁がこと
のほかウケて、どの台詞も毎回笑いを誘っていた。)
アイドルなのにマスクをとったら・・・な沢々尻モニカちゃん、とか。
九竜伊崎教頭の切れ味鋭いオイ○に活けたコスモス、とか。
そのオイ○に指を突っ込んだままの三田リカちゃん、とか。
E. YAZAWAの意味不明な言葉を朗読する権田原ユカ、とか。
あんなところにタコ焼きを仕込んである権田原ユカ、とか。
マッチときどきトシちゃん、スベることもある土方夢知彦、とか。
立ち回りスローモーションの拍手喝采サバ折り、吹き出し、とか。
NAT48(いまは4人だけどね)のモニカちゃん以外の絶妙の3人、とか。
もっともっとあったけど、書ききれませーん。
油断してたらちゃんとしたミュージカルになってたり、007ばりの細か
い細工にいちいち感心&笑わせてもらったり。
古い元ネタから灰皿テキーラまで、ほんまに楽しかったー。

正直、ここにじゅんさんがいたらなー、と思ったのは事実だけれど、
じゅんさん&なるしーバージョンはTVの特番でしっかり見せてもらった
ので、それはソレ、これはコレ。
30周年祭りにふさわしいほんとにバカバカしくも面白い舞台だった。

カテコの最後に三宅さんだけ残って、下手袖近くで深々とおじぎをした
時、涙が出そうだった。
それから右手拳を突き上げ、笑顔でヤッターのポーズに観客大拍手。
1号のために書かれた台本なのに、代役で、それも主演で、どれほどの
プレッシャーだったことか。
大阪ではもう堂々の本役だったなぁ~。
2号兜剛鉄、客演の皆さん、そして新感線のメンバー全員。
ほんまに、ほんまにお疲れさまでしたー!!

で、私が一番笑ったのはタコ焼きかなあ~。
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