星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

第31回功名が辻 おぼえがき

2006-08-08 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第31回「この世の悲しみ」(8月6日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

今週の殿。秀吉に命ぜられ、家康を上洛させるために三河に向かいます。
一豊の説得にも動かぬ返事の家康。
一方、一豊の留守中に近江に大地震が起き、よねがその犠牲となり落命。
大急ぎで戻った一豊の前には冷たくなったよねと、泣きじゃくる千代、千代を支
える法秀尼が。山内家最大の悲劇がとうとう起きてしまいました。

■家康と一豊
家康の上洛を説得できたら十万石。励め。秀吉に言われ三河までやってきた一豊。
いくら金ヶ崎の殿軍以来の仲と言われても、相手が家康では到底ムリ。上洛しな
いとすぐに攻めこむかも~、ナンテ自信ありげに言っちゃった途端、家康の顔つ
きがコワくなった! しかも、大事な使者だからと自画像を見せて一豊を立て、
自分の昔の弱みもチラッと見せるところがねー。
そのうえで、関白といえどもひれ伏すことはない、とキッパリ。
う~ん。器が違うのですね。一豊さんとは。
これで「いつでもお出ましあれ」と伝えよと言われた日には、もうこっちがひれ
伏しそうです(笑)。一豊さん、完敗!

■地震
よねちゃん、叔父上のことを考えながら布団をかぶって足をバタバタさせてたシー
ンがかわいかったですねえ!!
さて。長浜に大地震があったのは史実なんですね。とうとうその話。
地震で誰かが亡くなるのはドラマでも見たくないなあ~。
感情移入しないで見ようと思ったけれど無理だった。
それも、親よりも子供が先に死ぬという、この世の最大の悲しみの一つ。
山内夫婦の生涯で唯一この事だけが、起こらなくてもよかった出来事でしょう。
身内や親しい人間が死んだ時にわき起こる考え・・・
<あのとき自分がこうしていればそうならずにすんだのではないか。なぜもっと
こうしてあげられなかったんだろう。自分のせいだ>。
残された人間はつねにこの思いとの戦いなのだと思います。千代はまさしくこの
思いに囚われていて、子供を失ったうえに、猛烈に自責の念に駆られている状態。
一豊の顔を見ての第一声が「おゆるしくださいませ!」
「千代のせいじゃない」
一豊さん、死んでしまったよねと、尋常じゃない妻を同時につきつけられて、
一瞬のうちに受け止めなければならなかったのですね。父親として、夫として。
目の前にあるものをただ受け止めただけ、それが精一杯だったのでしょうね。
よねを見て口にしたのは「冷とうなって」という言葉だけ。
きっと、馬を飛ばす道中が一番涙を流した時間だったかも。

この夫婦にとって法秀さんはいつも大きな存在。
よねが死んだ後、千代が法秀さんを見て初めて、子供のように泣きじゃくったの
が印象的でした。出世から脱落した時には一豊を、いまは夫と共に長浜城を守る
立場にある千代を叱咤することで、二人を支え続けているんですね。

■天、神、あの世、現世、
よく似た言葉が出てきたので羅列してみます。
一豊「大名になる幸せの代わりに、は我らからよねを奪ったのか・・・。」
(この顔の角度、目、涙。ファン的には「SHIROH」を思い出しました~。)
千代「の元でよねが幸せに生きているのならそれもよいかと。」
千代「いっそこの手で私をあの世に送ってくださいませ。」
玉「現世のものはすべてゆるしていこうと思うのです。」
人はこの世で起きた出来事を、どうしてもこの世以外の場所とか存在と結びつけて
考えてしまうものなんですね。だからこそ生きてゆけるんですよね、きっと。
(今週は私、不可抗力の睡魔で文章ヘンかもしれません。力尽きました・・・笑。)


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
8/8現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」8/18・25合併号(8/9発売)
<功名が辻>浅野ゆう子さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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4 コメント

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お大事に。 (しろう)
2006-08-08 23:22:51
まず・・体調不良のようですね。ずいぶんお忙しかったようですし、この厚さですからね、大事になさってください。



さて、つらい回でしたね。

録画分を繰り返し見る気にはなれません。

やっぱり法秀尼さまのいらっしゃる場面はいいですね。ふたりがとても素直になれる瞬間なのですね。そのなかで、取乱さず、千代の悲しみを受け入れるのに精一杯の殿が、いつになくすてきでした。



そうそう!あのまなざし、もちろん四郎さまだ~~と、つい気分が脱線しかかりました(笑)

千代が玉の影響で切支丹になってしまったら、殿も切支丹になって・・四郎さまの先祖・・などとくだらぬ妄想までしてしまいした(爆)マジメに見ていたんだろうか・・





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ありがとうございます! (ムンパリ)
2006-08-09 00:29:32
しろうさん、恐縮です。コメントなら大丈夫なんです~!

殿、今回は受け止め役だったんでしょうかね。葬儀のあと、静かに千代を抱きとめているシ-ンも印象的でした。

しろうさんも、行っちゃってますねー!!「SHIROH」の世界に。着物の首にかかったロザリオを見た瞬間にもアッて思いました♪
返信する
おはようゴザイマス♪ (bluestar1719)
2006-08-11 08:48:46
ワタシ浜松に5年ほどいたことが

あって住んでたところから浜松城も

三方が原古戦場も近かったんです。

あの肖像画の話はよく聞きました。



よねの幼い恋心、康豊に伝えるチャンス

が永遠になくなったのは残念~。

(千代もきっと康豊には伝えずに

胸の中にしまっておくでしょうから)



http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200608060002/32645/
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恋する乙女♪ (ムンパリ)
2006-08-12 00:56:36
bluestar1719さん、こんばんは。

あの肖像画、ほんとにあるんですね!有名なんだー。西田さんとは体型が若干、違ってましたが・・・。

よねちゃんを見て、幼くても恋する乙女心は大人と変わらないな~と思いました(笑)。そっかー、康豊さんは一生そのことを知らないままなのかもしれませんね。ふう~。
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