星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

第48回功名が辻 おぼえがき

2006-12-04 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第48回「功名の果て」(12月3日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

種崎浜の一件で、千代がとうとう城を出てゆくことに。
今週の一豊さん。なんとか千代に戻ってきてもらおうと策を練るのでした。
前回、一豊ファンに総スカンをくらった千代さんでありましたが、今回はもう
仲直り(笑)。だって、来週はもう最終回だもん。
歴史的にはなにやら九州あたりで、家康に対抗する動きがあるとか・・・。
そうそう。来週は放送が1時間に延長ですね。

■愛想をつかされる殿
「これが上がりでございますか?」
ひぇー!! ゲームソフトにもしも<功名が辻・台詞対決>なるものがあるのな
ら、最強となりそうなこのカード。勝つたびに「これが上がりでございますか?」
という千代の声が聞こえる・・・そんなソフト、私ならコワクて買えません(笑)。
「人生は双六ではない!」
やったー! そうだそうだ。殿が正しい。人は必死に生きているのだから。上
がりの後も仕事や現実は続くのだから。
わしを立身出世双六のコマとしか考えてなかったのか! 暇ならくれてやるぞ。
とは殿は言わない。しかも、出て行った後の行き先まで聞き込みしてた(笑)。
千代の移り住んだ吸江庵には京都から湘南(拾)くんがやってきて。
さすが高僧になる人ですね、浜で供養して、母の気持ちがおさまりかけた頃に
母親を諭すんですね。
「寛猛自在」。
命を下した父上のほうが犯した罪に嘆き苦しんでいるでしょう、と。
いいですね、一家に一人こういう息子がいれば熟年離婚は減るかも・・・。
湘南役の三浦春馬くんは、TVドラマの「武蔵」で伊織役として、上川さん武蔵
と共演してましたね。大人になってからの現実での再会もまた素敵だな。

■千代をたばかる殿
すみません。知ってました、仮病のこと。知らずに見てたらもっと感動できた
のに。でも逆に、いつ白状するんだろうとヒヤヒヤできて楽しかった(笑)。
ガバッと起き上がった殿を見て、目を丸くする千代。
(おでこを冷やしていた手ぬぐいの放り投げ方が、上川さんギャグ。)
ここからの殿がもうカワユクて、素敵で・・・とろけてしまいそうでした♪
千代に惨殺の事を隠した理由。たとえ千代を幽閉してでも決行していた事。六
兵太の視野の広さ、名軍師ぶり。大乱を防ぐためにも平定を急いだ事・・・。
そんな言葉が殿の口からよどみなく次から次へと。
さらには、今回の事を山内家の汚点として受け止めている事、残った一領具足
への配慮、末代まで行う供養の事・・・。
慈悲深い政を行うから戻ってきてほしいと、千代に誓って、手をつく殿。

先週につづき、今回も何やら歴史的観点に立ったような台詞が見え隠れするん
だけど、でも、それがドラマの中の殿の口から語られる時、誠実で、血の通っ
た言葉だと思えてしまう。この人が言うならきっと嘘じゃないんだわ。これか
らきっといいようにしてくれるんだわ・・・と。
どこをどう切ったって<誠実>の金太郎飴にしか見えない、あの優しい眼差し。
特に「人間必死になれば何でもするんじゃ」のとこ、カワイーーーーーッ!!
「千代がおらねばわしは何も感じぬ。喜びも悲しみも何も感じんのじゃ。千代
がおらねば生きておる甲斐などないわ」という時の、目。
ここ、あんなふうに目を見つめながら言われたら・・・もうたまりませんっ。
千代の「私はもう一度、一豊様の妻になりとうございます」って、これメチャ
メチャバリバリの決め台詞でしたね。妻なら言ってみたい言葉、っていうか。
今回はいい涙を流させていただきました。
「TVガイド」(12/1~12/8号)に載っていた上川さんの言葉も感動的でした
ね。<一豊の魂のかたちと・・・>(詳しくは雑誌で。笑)

■家康の前で笑う殿
伏見城で一豊が登場する前に、お久しぶりの黒田官兵衛さん、あらため如水。
畳の上でイナバウアーかとびっくり!
家康を裏切っているのに、ぬけぬけとご挨拶に来た、っていうことなのかな。

で、一豊さん。
後継ぎへの嫁探しを家康に願い出て、喜ばれちゃって。一生、裏切りがない
事を確約したわけですもんね。妻のことを「天下一の才女」と誉められ、嬉
しそうにエヘラエヘラ笑う殿。そんな妻を持つのも実力のうちだもんね。
(千代さん、こういう政のセンスはあるのに、新一郎と六平太の葬式を盛大
にして、山内家の悲劇をアピールする時にはわからない素振りだったなあ。)

■天守閣に立つ夫婦
とうとう高知城に立った殿と千代。天守閣で見つめ合う夫婦の姿が。
やっとここまで来たんですねー。
六平太に、新一郎にも、吉兵衛にも見せたかったという二人。
これからいい国にしていこうと話し合った途端でしたね、バッターンって。
ドラマですねー。仲直りしてよかったとはならずに、もう次の出来事が。
そてにしても、まあ勢いよくまっすぐに倒れたこと。
上川さん、大丈夫だったんでしょうか。
それよりも何よりも、あの本物の(建設当時のままの姿の)高知城にドラマ
の中で立てたということが上川さん、すごく嬉しかったようですね。
ああ私も今年、あの場所に行ったんだなあ・・・と密かに感動したのでした。


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
●スタジオパークからこんにちは NHK総合 12月8日(金) 13:05~14:00
ゲスト:上川隆也さん。
●土曜スタジオパーク NHK総合 12月9日(土) 14:00~15:00
特集 大河ドラマ「功名が辻」 ゲスト:大石静さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「月刊TVnavi」
1月号 11/27~12/31(発売中)
P.16~17 「上川隆也の 辻の向こうから」最終回(スーツ姿の上川さんの写真が3点)
●「NHKステラ」12/15号(12/6発売)
最終回を迎える大河ドラマ<功名が辻>を大特集。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。

 
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6 コメント

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今朝のツボ (ぽぽん)
2006-12-04 08:11:17
<誠実>の金太郎飴!!!
いいわぁ~~~~~
ああ、これで今日一日の失敗やら、心配やら、あれやこれや
ぶっとばしてがんばれそ。
さんきゅ。

返信する
来週がラスト! (bluestar1719)
2006-12-04 14:57:42
cocktail-lightのbluestar1719です。
いつもありがとうございます。

千代さんも言うなぁと思ったけど
一豊さんだからあれで済んだかな。
信長あたりなら斬られてるよね。

来週がラスト。最後までよろしゅーに!

http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200612030001/4cd20/
返信する
一豊飴♪ (ムンパリ)
2006-12-04 22:24:44
ぽぽんさん、飴ちゃん気に入っていただきありがとう!!
縁日でもしも「一豊飴♪」を売ってたら、外側から見たら一豊さんの絵があって、なめ始めてみると「誠実」の文字が出てくる・・・そんな飴だったら買います~♪
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千代さんは・・・ (ムンパリ)
2006-12-04 22:25:10
bluestar1719さん。こちらこそ、いつもありがとうございます。
千代さん、最後まですごい台詞が飛び出しますね、ほんとに(笑)。今週もやはり、ラストまで引っ張ってくれるじゃないのぉ!な終わり方でしたね。私たちもツッコミながらラストまでついて行きましょうね。ほんとにあと1回なんですね~。
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ほっとしました (しろう)
2006-12-06 23:31:14
最後の辻をとんでもない方に曲がってしまったあげく、つないだ手まで離れてしまって、迷子の殿はどうなるのかしらと心配しましたが、いや~見事に治めてくれましたね、大石さん。迷子の殿がちゃんと自分で千代の手を掴みに行ったことに感動です。「人間必死になれば何でもするんじゃ」はいっ!終生肝に命じまする(笑)

殿、どの表情もほんとにすてきですね~。もう毎度満腹でございます。ずいぶんお年を召したからでしょうね、瞬きとか表情を動かしかたがゆっくりになって、それがまたいいんです。老年のお芝居がこんなにいいなんてびっくりです。父上(元就)を超えましたな。

もう水曜日も終わりです。金曜日は早く来てほしいけど、日曜日は・・。
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ほっとしました2 (ムンパリ)
2006-12-07 01:12:16
ほんとにそうですね。上手いですねえ。やられましたねえ。大石さんに。
描くべきことをきちんと描いて、そのうえ原作に近づいているようにフェイントかけて、またまた軌道修正。たばかられました(笑)。
忘れていた(本当に忘れていました!)二人の初夜の秘密(笑)をパズルのように最後にはめこんだかと思えば、それが今につながったんですね。
こんなにカワイイ人から逃げるなんて、千代さん、もったいない(笑)。自分のほうから手を掴みにいった殿、素敵でしたね。はぁ~。
老年のお芝居はやはり元就パパがまず最初の目標だったのかもしれませんね・・・シミジミ。
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