星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

社寺・周辺散策メモ(3)2011年

2011-05-23 | 散策・旅
重複回避また記録として、訪問したら記録するページ(3)。
記録優先!随時追記あり。

京都は★、奈良は●、その他は■

<2011年>
1月
上賀茂神社・護王神社・八坂神社(ブログに)
光雲寺
両足院(秘仏 毘沙門天)
 ※第45回京の冬の旅 非公開文化財特別公開
金戒光明寺
東北院

2月
玉林院
 ※第45回京の冬の旅 非公開文化財特別公開
興福寺国宝館

3月
真如堂(大涅槃図)
東山祈りの灯り

4月
祇園神社・湊川上温泉・雪見御所の跡・荒田八幡神社・
 宝地院

養源院・円山公園
松尾大社
平清盛公西八条殿跡

5月
近江八幡
安土(沙沙貴神社、安土城跡、安土城天主 信長の館ほか)
葵祭(下鴨神社、上賀茂神社)
霊山寺(大弁財天、十二神将ほか)
※秋の公開時には薬師三尊像ほか仏像が内陣で見られる。

6月
赤山禅院(屋根の上のお猿さん確認)
満願寺(川西市 清和源氏ゆかりの寺 坂田金時の墓)
頼光寺(川西市 清和源氏ゆかりの寺 紫陽花が見頃だった)

7月
祇園祭
■大阪天満宮
住吉大社

8月
並河靖之七宝記念館・大寧軒
伊勢神宮 (ブログに)
 豊受大神宮 下宮(+ 別宮 多賀宮・土宮・風宮)
 皇大神宮 内宮(+ 別宮 荒祭宮・風日祈宮)
 別宮 月読宮
二見浦(二見興玉神社、夫婦岩ほか)
秋篠寺(伎芸天立像。ほの暗い部屋で光の加減かお顔だけ
が黒く見える。左に小首を傾げ、優しく微笑んでおられるの
が本当にありがたくただじっと見ていられればいいと思う。)
春日大社中元万燈籠、東大寺万灯供養、氷室神社
五山送り火


宝積寺(十一面観音菩薩立像・三重塔ほか)
大山崎山荘美術館(企画展「かんさいいすなう」では作家
さんが製作した椅子に実際にすわることができて楽しい♪)

9月
宝菩提院 願徳寺(如意輪観世音菩薩半跏像)
国宝の「如意輪観世音菩薩半跏像」に再びお目もじが叶った。
ほぼ20年ぶり。お顔が日本ぽくなかったと記憶していたが、
やはりとても美しく間近で拝顔できた。ご住職がお話してく
ださる時にいったん部屋を暗くしてお顔にスポットライトを
当てられるので、額の石がいっそう光ってみえる。写真と実物
とで目の大きさが違って見えるのも不思議。二重まぶたなので
角度によって照明によって変わって見えるのだろうか。
勝持寺(花の寺)
葛井寺(千手千眼観世音菩薩座像)

毎月18日に開扉される千手千眼観世音菩薩さま。左に501本、
右に500本の小さな手がビッシリ。さらに持物を持つ大きな
手が40本。手を合わせた真手が2本。すべての手には眼が。
何人をも見逃さず、聞き逃さず、あらゆる手段で救ってくだ
さるという。「なにがなんでも救うたるで!」というお心が
ありがたいやら申し訳ないやら。
■辛国神社
■道明寺(十一面観世音菩薩像)・道明寺天満宮
毎月18日・25日に拝顔できるご本尊で国宝の十一面観音さま
は菅原道真公が手ずから彫ったもの。高さ約90cm。これま
た優雅なお顔。お香や線香の煙により黒くなったとの説明あり。
その試し彫り約60cmの仏像は「こころみの観音様」と呼ば
れご本尊の不在時に拝観できるそうだ。
●当麻寺




<本堂>中将姫が蓮の糸で織った當麻曼荼羅を本尊として祀る。
国宝の厨子、須弥壇などみどころ多し。
<金堂>大きな弥勒仏坐像(白鳳時代・国宝)、十王のような
顔で顎髭がある四天王立像(多聞天以外は白鳳時代・重文)等。
<講堂>ご本尊は丈六の阿弥陀如来座像(重文)。他に妙幢菩
薩(重文)、地蔵菩薩(重文)など。講堂の裏に現存する日本
最古の石灯籠があり、元々はこちらが寺の正面玄関だったそう。
<東塔・西塔>国宝の双塔が美しい。
傘堂

同聚院(十万不動明王座像)
霊雲院(文殊菩薩座像←上半分が見えない、九山八海の庭

★京都府京都文化博物館「帰ってきた江戸絵画 ニューオー
リンズ ギッター・コレクション展」与謝蕪村や池大雅、
伊藤若冲、俵屋宗達、酒井抱一ほか
水墨画が多かった。全体にボリュームが少ないのが残念。
若冲は6点ほどで寒山拾得図がよかった。
長岳寺
山の辺の道、古墳群
檜原神社
大神神社

10月
神護寺(国宝 五大虚空蔵菩薩坐像、国宝 薬師如来立像ほか)
多宝塔に安置された五大虚空蔵菩薩坐像は10月の第2土日
に特別公開。向かって右から緑(宝光)、赤(蓮華)、白(法界)、
黒(業用)、黄色(金剛)の順に5体並んで壮観。筒型の宝冠を
かぶりお顔は丸く優しい目をしておられる。季節は秋だけ
ど春の匂いがする笑みだった。金堂の薬師如来さまのどっ
しりふくよかな姿に引きつけられる。ただくっきりした小
鼻も突き突き出た口も遠くからしか眺められない。日光・
月光菩薩、十二神将、四天王、すべて一堂に見られるのも
うれしい!
西明寺
高山寺
高雄は紅葉には早過ぎて観光客が少なく、ゆっくりできた。
数回来ているのに五大虚空蔵菩薩を観たのは初めてだった。
浄土寺(兵庫県小野市)

行ってきました、憧れの浄土寺へ。お堂に入っていきなり
国宝の阿弥陀三尊像とご対面。大きゅうござりまする。
三体の像を、正面遠くから立ったまま、近寄って正座して、
横から、斜めから、真後ろから、反対回りに歩いて、と
散々眺める。円形の須弥壇がモダンな雰囲気。阿弥陀如来、
勢至菩薩、観世音菩薩の立体来迎図は後ろに雲の尻尾が立っ
ており、まさにいま雲に乗って到着した感じ。重源上人の
示す浄土世界を形にしたのは快慶。
蔀戸の向こうから西日が差し込み、それが床板に反射し、
阿弥陀三尊像が赤く染まって見えるの絶好のタイミングは
7月下旬~8月上旬の午後3時半~5時半頃とのこと。

般若寺(コスモス寺、白鳳秘仏・阿弥陀如立像)

奈良豆比古神社

樹齢1300年以上の楠

転外門、北山十八間戸、東大寺境内散歩

11月
●十輪院(元興寺の塔頭、本尊は石仏龕)
奈良・十輪院の地蔵菩薩様は平安時代に造られた優し
いお顔の石仏。外にあるお地蔵様を拝むために、屋根
付きの礼堂を建てたのは鎌倉時代で、その後お地蔵様
を厨子で囲って石仏龕(せきぶつがん)とし、最後に
その石仏龕に屋根をつけたそうだ。
中央の地蔵菩薩の両側には釈迦如来、弥勒菩薩が。
石仏龕をよく見ると一番外は仁王門になっている。内
側には聖観音、不動明王、十王、四天王などが描かれ、
部分的に彩色が残っている。とても珍しいものを拝観さ
せていただいた。また、本堂(元の礼堂)は国宝。天井が
低く、貴族の邸宅を感じさせる造りになっている。
>> 公式サイトはこちら
吉備真備の長男・ 朝野宿禰魚養の開基といわれ、魚養は
遣唐使として留学後、日本に帰国。境内には魚養塚(お墓)
がある。庭には不動明王石像、合掌観音菩薩石像、春日
曼荼羅石、愛染曼荼羅石、十三重石塔など多くの石仏が
点在している。
●興福寺特別公開(北円堂、三重塔)

北円堂は日本に現存する八角円堂で最も美しいとされる。
安置されているのは弥勒如来(国宝・運慶一門の作)、
苑林菩薩・大妙相菩薩半跏像、無著・世親立像(国宝・
運慶一門の作)。四天王立像(国宝・平安時代初期)。
ここの持国天、多聞天は非常に引き付けられる顔立ち、
表情で、ちょっとアラビアンナイトを思い出した。
三重塔の本尊は弁才天坐像。頭の上に宇賀神(体が白蛇)
と鳥居を載せた変わった姿をしている。弁才天様の背に
描かれている千体仏が元々のご本尊だそう。
■高野山(ブログに)
(奥の院・総本山金剛峯寺・霊宝館・大伽藍大塔・金堂・大門)
快晴!紅葉も終盤。季節的には冬支度が始まっていた。
お大師様の御廟までの参道には2万基以上の供養塔・墓所が
並ぶ。武田信玄・勝頼、上杉謙信・景勝、伊達政宗、織田
信長・・・・・・名だたる武将たちの誰よりも墓石が大きい
「一番石」は秀忠夫人(江姫)ですと!歌舞伎ファン的には
初代市川團十郎、曽我兄弟。熊谷直実と平敦盛の供養塔も。
3つの橋を渡ってようやくたどりついたお大師様の御廟。手
前の部屋に並んだ献灯も壮観だった。
霊宝館で旬の話題は深紗大将立像。快慶の銘が最近見つかっ
たそうで今年10月に記者発表されたばかり。胸回りの髑髏、
お腹に浮かび上がる顔、両膝に施された像の顔。その造形の
緻密さ、表現力の素晴らしさには全くほれぼれ。

12月
元興寺(ブログに)
東大寺ミュージアム(ブログに)
■神戸ルミナリエ

住吉川

★「川西英コレクション収蔵記念展 夢二とともに」
(京都国立近代美術館)12月18日
いやー、愛を感じました。
川西英といえば神戸の風景版画がすぐに頭に浮かぶ。そのひと
がこれほどコアな夢二ファンとは知らなかったなー。ま、私自
身が竹久夢二についてよくは知らないせいもあるけれど。
セノオ楽譜の表紙絵がボリュームといい内容といい、とても
見応えがあってよかった。初公開の肉筆画も3点あった。
でも一番すごいと感じたのは夢二に関するチラシ等を集めて自
分で貼り合わせた「貼り交ぜ」と称する独自のコレクション。
(川西英手製「竹久夢二木版貼り交ぜ 千代紙」ほか。)
これは愛ですよー、コレクターズ愛。
夢二から川西英に送られた手紙にもこんな一文が!「丹念に
集めてくださってありがとうございます。僕の手許には作品は
何も残っていませんから」と。画家って自分で自分の作品は所
有しないものなのかしら。そして、こういうコレクターの存在
は画家にとってどれほど心強いことか・・・。
竹久夢二についてほんの少しのことしか知らない私に、この
コレクションは新鮮な視点とオドロキを与えてくれました。
後から気づいた、きものパスポートを持っていけばよかった。
北野天満宮・御土居

椿寺
神戸ハーバーランド

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