第32回「家康の花嫁」(8月13日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。 |
いっこうに上洛しない家康に業を煮やした秀吉。とうとう自分の妹を嫁に差し出
すという懐柔策に。北政所までが躍起になり、その矛先が山内家にも飛び火。
今週の殿。家康と旭の婚儀をまとめるためにまたまた三河へ。
秀吉と家康のまさに<猿VS狸>の知恵比べの渦中で四苦八苦する一豊さんでした。
で、秀吉の妹と母親の人質策は史実なんでしょうか?(知らないんです~、私。)
■家康と一豊 パート2
もしも私が<猿VS狸>の大芝居をあんな特等席で見ていたら、膝を打って両手を
叩き、大笑いし、ときには唸り、メモを取り、その要点を作戦ノートに記してお
くんだけどなあ。
あ、でもいきなり一豊さん本人がその筋書きの当事者になってしまったわけで。
「マジっすか!!!!!!!!!!」と、その顔には書いてありました。
旭との婚儀を申し入れた後「妹御の代わりに千代殿がほしいと申したら何とされ
る」と、瞬きもせず真剣な面持ちで提案する家康ダヌキ。「それは・・・」と口
ごもる一豊の顔に書かれた「マジっすか!」&心臓ドッキンドッキン。
プッと吹き出し、ほんの戯れ言じゃ、の言葉にみるみる目が点になる一豊。
正室と嫡男を自らの手にかけた苦労人としての経験が、家康をこんなふうにし
ちゃったのかな。戯れ言を投げかけては人の度量を測るようなフシが見られて、
<正直者の山内はいつか使い道がある>などとインプットしたのかも。
おお~コワッ。でも、一豊さんの面目は失われることなく、婚儀成立!
■一豊と千代
そもそも一豊に婚儀まとめ役が回ってきたのは千代のせい。なぜ自分なのか
「わかるか?」と千代に言うと「私が動き回ったからでございますか?」
殿、ちょっとコワい顔して千代に近づき・・・
そうじゃー!! 上様の命令に逆らってコソコソ動きおって、わしにまで迷惑
かけるな・・・って怒鳴るんじゃないかと期待した。けど違ってました(笑)。
これは「国家安寧への道」「山内家安泰のためでもある、よいな」と優しい顔
で諭すのでした。差し出た事をしたと詫びる千代。
ホント、北政所さん、こわ~い姉御ですから(笑)。まずはお家安泰ですから。
輿入れした後、千代が代筆した旭の文を読んで頷き、千代の手を握る一豊。
<よくやった、それでいい>と言うように。
旭の運命はもうとっくに二人の手を離れたところにあるんですから。
■家康上洛
秀吉の妹も母親も温かく迎え入れた家康。きっと人質時代の自分のことを思い
出したことでしょう。これで拒否する理由もなくなり、ついに大坂城へ。
関白に拝謁する前夜、秀吉のほうからやってきて家康に頭を下げるなんて!
明日は諸大名の前でカッコつけさせてくれと。本心は別だからと。
こんな面白いシーンにも一豊さん、立ち会えてるんですよね(笑)。
秀吉がお酒を毒見し終えるまでは家康の家臣たち、興奮して腰をあげたまま。
それを牽制するように秀吉を守っている一豊さんの仕事ぶりを見ました。
拝謁の席で、家康が秀吉の陣羽織を所望。緊張が走った瞬間でした。
決して私を軽んじるなよ!って釘を刺した感じの家康。
両軍の間に戦がなくなったことで、しばらく国家は安泰?
西田さん、柄本さんのタダモノではない二人のやりとりにすっかり引き込ま
れた今週のエピソードでした。
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今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
8/14現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。
雑誌・新聞
●「週刊朝日」8/18・25合併特大号(←8/16追記)
(合併号なのでまだ発売中! 米倉涼子さんが表紙)
P101~107 司馬遼太郎 戦国夫婦「出世の階段」功名が辻の世界
(P107に上川隆也さんのインタビュー)
P153~ 司馬遼太郎「功名が辻」の舞台を歩く 千代と一豊の「城」
(各城を写真、または絵で紹介)
●「月刊 TVJapan」9月号 8/18~9/20号(←8/16追記)
P59 写真入りで第33回~第37回のあらすじ(一豊さんの写真若干大きめ)
玉木宏さんのインタビュー
※「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
2006限定~今週の一豊さん バックナンバー
サルとタヌキにすっかりしてやられましたが、
殿と千代の無言のシーンは秀逸でした。年齢とともに、しっとり感が増してますますいい雰囲気ですよね。
殿の牽制ポーズ、ムンパリさんも見逃しちゃいませんね~さすが。わたしも「おっ」とチェック入れましたよ。細かいところでちゃんと芝居してる~と。当たり前だけど。
ほんとに今回は楽しませてもらいました。旭と甚兵衛はかわいそうでしたけどね。
山内ご夫妻は二人だけのシーンでよく手をとりあってますね。何歳になっても仲がいいなあ~っていつも思います(笑)。でも、ちゃんと年数分の感じが出てるんですよね! 最近とくにイイ感じですぅぅぅぅぅ~。